カレーですよ4797(神田小川町 RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU)リラックマカレー、お茶の水に現る!

色々と知らなかったことがわかって楽しい夜だったのです。久しぶりにお会いできた友人とカレーを食べました。

 

 

カレーですよ。

 

 

千葉英寿さんはアート分野を中心とした取材を仕事とするジャーナリスト。彼がお声をかけてくださって、やってきたのが御茶ノ水の地で120年余りの営業を続けている「ホテル龍名館お茶の水」です。古くから続く名旅館で、2014年のリニューアルでモダンなスタイルになりました。古き良き時代の旅館というスタイルの良いところをきちんと生かしてモダンに落とし込んだ現代的なホテルで評判も高いのです。

そのメインダイニングとして館内1階に位置するのが

 

「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」

 

今回のカレーのステージなんです。そう、カレーだから呼ばれるわけで。うふふ、恐縮です。

そのカレーがね、驚きの

 

「リラックマカレー」

 

え、と固まるわけですよ。

だってさ「ホテル龍名館お茶の水」のメインダイニングにクマ襲来ですよ。きっちり大人なレストランです。そしてわたし、わりとキャラクター系厳禁としてやってきたんですが(おじさんだもの)。でもそうだよ、だってさ、相手が千代田区観光協会観光大使のリラックマ氏じゃないですか。っていうか、リラックマさん、そんな仕事やってたんすね?!

これは避けて通れない。

リラックマはもちろんご存じの有名キャラクター。もう随分長いこと有名人をやってますね。生まれ、育ちは神田多町のサンエックス社。そうだった、サンエックスさん神田であった。だから観光大使なのかあ、なるほどねえ。

昔わたしが雑貨の輸入卸商社にいたころに、売り場のフェースを巡って熾烈な戦いを繰り広げては敗残していた強者、リラックマさん。

まさかカレーで再会するとはなあ。感慨深いわ。

 

「リラックマ観光大使フェア」

 

堂々開催中なわけです。

キャラクターがファンシーというジャンルにとどまっていた時代はもう随分前に終わり、アニメーションなどとも並行してカルチャーというセカンドステップに進みました。村上隆以降はアートという分野まで侵食していて「カワイイ」カルチャーは日本の国境をも越えたのはご存じの流れです。そんなおしゃべりをプロフェッショナルの千葉さんとできてちょっと納得がいったり楽しかったりします。

そんなちょっと小難しいことをおしゃべりしたのも、実はわたしは「キイロイトリ」が割とお気に入りだから。つまり照れ隠しなわけです。あのいつでも嬉しそうな感じがなんだか憎めなくて、キイロイトリ、なんか好き。うれしいことにメニューには「キイロイトリ」のものもあるみたいです。

 

さて、やってきたリラックマカレーがこれ。

か、、かわい。楽しい、、、

おじさんですけど、思わず声を上げてしまったよ。ああ〜とかへんな声が出ました(笑)笑われました(笑)でもでもこういうものはやっぱり楽しいし、声が出るねえ。かわいいものにはそういうパワーがあるんだと思います。恐るべし、リラックマ。

 

実は「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」はもともとグランドメニューにカレーメニューを持っているんですよ。名前は「1899 和出汁キーマカレー」。

鰹と昆布の出汁を使い有馬山椒をアクセントとしたもので、日本茶をテーマとしたレストランカフェであり「茶を食す」がコンセプトの「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」にフィットするもの。茶葉で燻製した料理やお茶ソーセージ、煎茶ローストビーフなど興味深いメニューがラインナップされる中に食事メニューでキーマカレーがあるのです。老舗旅館の料理人さんたちが考えて磨いたカレーです。

 

そのカレーを土台にかわいく決めたのが今回の「リラックマカレー」というわけですね。

まずリラックマがちゃんとあのかわいい茶色になっているんだよね。当然ご飯部分こそリラックマになるよなあと思ってました。黄色いビーズクッションでくつろぐ姿をイメージしたこれ、茶色い理由はほうじ茶で炊いている茶めしだから。おお!なるほどおもしろいねえ。さすがの和食目線です。大納得です。

耳、お腹などはチーズです。リラックマのあのカワイイお腹のクリーム色を思い出します。このチーズが強すぎずでしゃばらずでね。クセみたいなものが悪目立ちしてきてなくてバランスいいんです。ふわりと仕上がった卵のクッションの上でくつろぐリラックマがかわいいねえ。

周りに彩よく配された野菜。春菊の苦味が穏やか味の和出汁キーマの中で良いアクセントになっていました。ペコロスはすごく甘くてこれも印象的、ひめにんじんの深い味もそうですが、かわいいレイヤーの下にはキチンと和食の料理人の腕前が息づいていているのがわかります。これはちゃんと質のいい、良いものに仕上がっています。カワイイだけじゃなくて実力派。

あまりカレーライスらしいパンチはない印象があるんですけど、その分食べやすいと思う人が多いはずで、このレストランのカラーとコンセプトにもピタリと合っていると感じます。

日本茶ラテはリラックマ、コリラックマ、キイロイトリの3種から選べます。キイロイトリを選びました。

キイロイトリのイメージはゆずと生姜のコンフィチュールを入れてあるところから。ベースは低温で点てた深蒸し煎茶ラテですね。茶バリエと呼ばれるお茶のバリスタ的職人さんがいて、きちんと手をかけて丁寧に淹れています。ここにコンフィチュールが底に沈めてあって、それをマドラーで混ぜながら飲むわけです。柚子と生姜に少し加えられた甘みと煎茶のさっぱりした味わいが、ふくよかだけど舌にしつこく残らない、舌からの引きの早さなんかがあって好ましいです。

リラックマカレーは1日限定20食。リラックマたちのラテはフェア中いつでも提供。コリラックマパフェは1日限定15食でカフェタイムのみの提供なのでご注意を。予約するといいかもです。

フェアは5月31日(火)まで開催されているので忘れずにね。

神田小川町、神保町界隈は通り沿いに個人商店、古書店が多くある独特の雰囲気を未だ保っていますが、すずらん通りの1本裏には巨大なオフィスビルなんかが林立しているという面もあります。そんな大型のビルの中にもレストランで大型のハコ、意外と多くないんですよね。

特にこういう天井が高くて空間が広々と贅沢な、リラックスした空気や品あるインテリア、エクステリアのレストランやカフェ。まだまだ少ないよなあとも感じていました。

クラシックな雰囲気の山の上ホテルのレストランを使うか、モダンなホテル龍名館お茶の水の「RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」を使うか。

お茶の水界隈でそういう選択ができるのはとても嬉しいですね。

 

みなさん、ごゆるりと。

 

 

【リラックマ観光大使フェア】

開催期間 2022年3月14日(月)~5月31日(火)
※休業日:土日祝のディナータイム

・リラックマカレーとコリラックマパフェは、ドリンクとのセットで事前予約可能
・リラックマカレー、コリラックマパフェ、ドリンクのセット「リラックマフルセット」注文で10種から選べる1899オリジナルのティーバッグ3つをプレゼント
・予約受付は公式サイトから。前日18:00まで「WEB予約」のみ可能

https://1899.jp/ochanomizu/1899_and_rilakkuma/