なかなか謎めいたメニューなんです。いったいどうしてこうなった、、、
カレーですよ。
牛丼でお馴染み、そして並居るチェーンカレー店の中で存在感を見せるオリジナリティ高い、カレーでお馴染みの、と言ってもいい松屋フーズの傘下のトンカツチェーンが松乃家、松のやです。
両チェーンの現在のメニューにあるカレーはスープカレーと呼ばれているもので、ちょいとおやっとさせるものです。札幌のアレとはちょっとニュアンスの違うオリジナルカレー。
以前説明には「15種類のスパイスが織り成す爽快な香りと辛さ」「隠し味にヨーグルトとごま油を使用」というのがあったはずです。
そのカレーソースを使ったメニューがありました。
錦糸町の、
「とんかつ松のや」
で店頭のポスターを見かけたのでした。
あ、なんか店内誰もいないぞ。持ち帰りじゃなくてさっと食べて帰るか。
そんな感じで店に入り、券売機のボタンを見つめ、購入。あ、なんかいい。名前がピンとくる。これにしよう。メニューの名前は、
「ごちそうハンバーグスープカレー」
です。
ありがたやのチェーン店。そうかからずにカレーがやってきました。うわ、ハンバーグでかいぞ。
さらさらのカレーソースとカレーソースはサラサラでちょっと変わった感じなんですよね。
町田のアサノや新宿のモンスナックを知らない人にはカツカレーとかには珍しく感じるんじゃないでしょうか。(カツカレーもメニューにあります)
カレーソースの味は甘み要素抑えめ。
たとえるなら和風、蕎麦屋のカレーをさらさらに仕立てた感じとでもいいましょうか。底の方には微塵のタマネギなども見えますね。
でね、今回これはいい。以前も書いた。カレーのことはいいです。わたしとしたことがカレーはいい、などと言ってしまうほどの驚きがあったんですわ、この皿の上で。
ごはんとカレーが別皿でやってきたんですけどね。
ハンバーグ、かなり大きくて、おお、と驚くんですよ。うれしい驚きです。しかし。
なんとなく、ハンバーグの様子がおかしい。なんだろうか、この違和感。なんでだろう?
まずカレーなどすくって口に含み、ああ、こういうやつだったよね、なんて確認をして。
そのあとに、やっぱりカレーはこうでなくちゃね、とごはんの上にかけてやることにしました。別皿の時は大体自分のテーブルで勝手に「かけごはん」に仕立て直します。
さてハンバーグも移してビジュアル満足。しかしどこか腰が落ち着かない。うむーなんだろう。
それで、ハンバーグを食べてみると。
「あれ、衣?」
なんと、メンチカツ。えええ!!
はじめはオーダーミスをしたかと思ったのです。自販機で間違ってメンチカツカレーを押してしまったか?いやいやいや。そんなメニューはこの店にはない。メンチカツカレーはないんですよ。
間違いなく「ごちそうハンバーグスープカレー」のボタンを押した記憶があります。半券にも記載がある。
そしてこれがきたのです。どうにも納得いかずに気持ちがうろうろすることをおさえられません。
そこではたと気がついた。気づいちゃったんですよ。窓寄りの席から見えるあのポスター。「ごちそうハンバーグスープカレー」の小さな文字列の説明がみえます。
「ハンバーグにパン粉をつけて揚げることで肉汁を閉じ込めマッシュルームソースで仕上げたごちそうな一品です。」
、、、節子、それハンバーグやない。メンチカツや、、、
なぜそうなったのか。どうしてそんなことをするのか。もはやハンバーグもメンチカツも同じものなのか。 カレーに関しても他に関しても、特にカレーに関しては松屋フーズには絶大の信頼をおいていたんですが。
こんな手痛いしっぺ返しを受けるとは。もうね、初めからメンチカツって言ってくれればこんなに気持ちがうろうろしないですんだのに。なんともやり場のない気持ちになりました。
しかもこのメンチカツ、大きい。
そんな気持ちでドデカサービスをされるとますます悲しみが止まらない。
ああ、そうだ。補足として甘味方面の奥行きや味が欲しい人は上に乗ったメンチカツに特製ソースをかけて、それをカレーに浸して食べると良いですよ。前もそうだったけどわたしは甘味系の奥行きが好きなのでそうやってみました。
しかし、ハンバーグ、、、
いったい松屋フーズはどうしてしまったのか。メンチカツというもののない時間軸に開発部があるのか。うーん、うーん、、、