ものすごく久しぶりに仲良くしていただいているナポリピッツァスペシャリスト、jaffaさんとランチに行くことになりました。
うれしい。とてもうれしい。
カレーですよ。
それというのもイタリアンバールでありカンティーナ カーリカ・リの姉妹店でもある学芸大のあの立ち飲みのお店がなんでも今の期間だけカレーを出しているという情報をjaffaさんから得たから。
jaffaさんのFacebookフィードに盛大に反応したら、それならと彼が誘ってくれての会食です。
例によってひとりで行こうと思っていたのでこれはうれしい誤算だよ!
ナイアガラ、VOVO、すぱいす暮らしやsyncなど、ちょっといい感じの小さなカレー店がある学芸大学駅。久しぶりに降りました。お店の名は、
「あつあつ リ・カーリカ」
なんかはじめからカレーやさんでは、と勘違いるす人いそうだなあ。
わたしはたまたまjaffaさんとお付き合いがあるためお店、知ってたんでちゃんとイタリア酒場として認識があってそんなことはないんですが。
リ・カーリカのランチ時間変更があって、店が開くまで近くのイタリアンバール「Lo SPAZIO / ロ・スパツィオ」にて立ち飲みエスプレッソと洒落込むことに。
jaffaさんの紹介で日本のトップバリスタの野崎さんとお話しができたのがすごかった!!
さて、あらためて「あつあつ リ・カーリカ」イタリアンバールの気楽なカウンターと立ち飲みスタイルのお店です。
イタリア郷土料理と自然派ワインが用意される快適なお店。現在諸事情が重なってありがたいことにランチですごくおいしそうなカレーを提供中なわけで、カレー好きな人、これ、見逃す手はないいいものだったよ。忘れずに行ってみて。
まずはサラダを注文「あなたの健康を守るデラックスサラダ(小)」
これがインド料理のカチュンバルを思い起こさせる角切りサラダだったんですよ。驚いた。
驚いたけど出自は絶対そこじゃないはずなので他人のそら似です。味付けやセンスはやっぱりというか当然西洋的アウトプットと感じるもの。
スイートガーキンの小さめピックルやパッションフルーツ、コーン、ガーリックチップやガルパンゾーなど楽しい内容で、遠慮気味にスモールサイズを頼んだんですが(jaffaさんはラージ)全然いける。
やっぱりラージにすればよかった!
「あつあつ 日替わり スパイスカレー」
カレーは合い盛りをお願いしました。
「タラとココナッツのカレー」、これは魚介のぶっとい旨味を感じる素晴らしいもので力強い味です。いやおいしい!
ココナッツミルクでボリュームを出しながら尖らないようにという着地。タラの身も大変おいしくて、お見事。
これ大好きです。
「ホワイトチキンカレー」は、これまた強く旨味を感じるものでちょっとクセになるやつ。
出自が違うと思わされるヨーロッパの煮込みの感もありつつ、イタリアと限定しない自由に美味しさを求めるもの、と感じました。これ、大変好みだなあ。すきだなあ。ずっと食べてたい。
皿の縁に彩りとしてふりかけられたガラムマサラが心地よい香りで肉などで擦って香りの変化を楽しみながら食べるのがとても楽しいひと皿。うわあ、いいじゃない。
追加で頼んだトッピングの「王様しいたけカツ」これもよかったんだよ。
薄い薄い衣をつけたフリットで、椎茸がクセなく、しかし旨味強く食べ応えを支えるという感じです。これはぜひ追加してほしい良いもの。
調理前のサイズを見せていただいて驚いたよ。これおいしかったなあ。
添えられたひよこ豆の和物も、ビーツのアチャールやライタ(!!シェフがライタって言ってたんだぜ)もきっちり手をかけてあり、驚かされます。
そうそうそれと。
忘れちゃいけない「ハッピーラッシー」。
お店の方からご馳走していただいたんですけどね。こりゃあもうjaffaさん効果ですそりゃあそうです。
ナポリピッツァ界にこの人ありの男と一緒だったんだもの。で、これにもやられた。すごいすき。
ラッシーを名乗るんですがそこにバルサミコ酢が入るんだよ。おもしろんだよ。
お店の方が「北と南です。」とおっしゃるこれ。もちろんニューデリーとケーララではないぞ(笑)
ベネツィアの奥のフリウリという町で作られたバルサミコ酢と、シチリア島産ベルガモットジュースが入るんですが、まさに北の端と南の端だった。そして空前絶後の美味しさ!
これがさ、甘味と酸味のバランスがよくてさ、大人っぽい味に仕上がりで最高の出来なんです。
これを飲まずに帰るのはナンセンスだよほんとうに。
ジャイプールのレストランでも東京のスパイスカレー専門店でも望めぬこのセンスを見逃してはいかん。
イタリア料理の腕ある店のシェフがカレーを出してくれる店が最近なぜだか目につくんですよね。
面白いもの、発見のある味が必ずあるはずで。
うっかり通り過ぎぬよう気を付けなければ。