大塚のネパールレストラン。ちょっとおもしろい流れでたどり着いたのです。ほぼ偶然というか、緊急避難、かな。そしたら良いお店だったんだよ。
カレーですよ。
うれしいお誘いがありあました。
東洋経済オンラインでとても気に入って読ませていただいている連載記事の「カレー経済圏」というのがあります。
いつ読んでも視点と切り口が面白くて、よくまあこういうネタをこんな方法で料理するもんだ、と感心させられます。
https://toyokeizai.net/category/curry-economics
その「カレー経済圏」の筆者である田嶋章博さん、SNSでやりとりしていたら、ご飯でも食べましょうということになりました。
待ち合わせはご存知巣鴨の「プルジャダイニング」。5分前、そろそろ着くよという感じで線路沿いを歩いているとメッセージが入りました。「プルジャさんとこ、おやすみです、、」あっ!今日火曜日、、、2人とも完全に失念しておりました。当日は火曜日だったんだよ。そう、定休日。
いやあ、こういうのひさしぶりにやっちゃったなあ、、、それで、とはいえ近くでどこか、ということで話が出たお店が同じくネパール料理のお店、
「ミトー」
でした。わたし、行ったことがないのでちょうどいい。タクシーをつかまえて大塚の「ミトー」へむかいました。結果、良いお店だったんです。
たどりつくと、まず店構えが好みの感じでした。全体が白っぽくて明るくてちょっと未来的というか、ほかのネパーリーレストランにはない雰囲気があるんです。蛍光灯の光は好みではないなど普段いっていますが、ここは蛍光灯の人工的な光がちょっとおもしろい味わいになっているんですよ。アルミとガラスのファサードの作りとよくあっているとおもう。未来の屋台っぽいと感じます。
さて、まずビール。それで、少しつまみながらゆっくり行きます。
ミックスアチャールとサデコあたりから始まって、青菜炒め、これらみんないいんです。みんなおいしい。
驚きの!とかじゃないんだけど、いちいちうなずける落ち着いて安定した味、そんなふうに感じます。こういう感じいいなあ。
たくさんお酒を飲んでおしゃべりをして、さてそろそろ、とお腹にたまりそうなディロのセットをシェアしました。これがまたいいんだよなあ。
黄色いのはコーンフラワーを使うから。なるほど、そういうのもあるのか、という面白さがあります。ディロとくれば喉越し。噛まずに飲み込むというのをプルジャさんに教わりましたがここのはとうもろこしの良い香りがしてもぐもぐやるのかいい感じのディロ。おいしいです。すごくいい。
香りよく、味わい優しく、ネパール人の立場からの喉越し問題はとりあえず放り投げて日本人としてちゃんと噛んで味わいたいという気持ちにしてくれる良い仕上がりです。
これ、いいなあ。初めての味ですがとても好みです。
マトン煮込みはワイルドと上品が同居する素晴らしさ。ああ、マトンがちゃんと美味しいと幸せだわ。
豆煮込み汁もいいし、うーん、みんないいなあ。
旨いしお安いし、ホールの真面目そうなネパリのにいさんは感じがいいしで、これはまた訪れたいと思わせます。ちゃんと幸せになれるお店だなあ。
田嶋さん、またごはん食べにいきましょう。