やっぱりちょっと人混みが怖いこと。それと、covid19とは関係なく、買い物をオンライン、ECで済ませるようになってしまっていたこと。それが重なって、スタジオから近いのに秋葉原を歩かなくなって久しいなあ。
カレーですよ。
そんなことを思いました。結構歩き回ってないなあ。歩けば面白い秋葉原だし、ご縁ができたホテルのピッツェリアにも行ってないし。
ちょっとぶらりとしましょうか。街歩き、大事なんですよ、業務的にも。町を見て町を知り、町に起きた変化の中から文章を作ります。
そんなこんなで番組の編集の後に久しぶりの秋葉原、
「ラホール」
に。久しぶりに野菜カレー ブラックでいこうね、、、あれ?いや、久しぶりなので、間違えたんです。
ラホールに向かう道すがら、当然のようにエンポリオカシミールというか、庶民のカシミールの名でおなじみブラックカレーを選ぼうと考えていたわけですよ。ぼーっとしていたらしくうっかり券売機でインド風のボタンを押していたみたい。お皿が来て初めて気がついたよ。偶然ではあるのですが、久しぶりにインド風で行くこととなりました。ちょっと、それもよかったかも。
ホントにお皿がやってくるまでまったく押し間違いに気づかずだったんだよなあ。ぬかってるよなあ。スプーンでひとくちいってはじめて「おや?」となったわけです。
とはいえ久しぶりのインド風、まったく悪くない。いいねえ、おいしいねえ、インド風。
しょっぱさの中に旨みがほんのり。それが甘さ方面への感覚に細く引っ張る感じのこのお味。ああ、やはりいい。こんなによかったっけか。野菜はボンベイを思い出させる細切りのあの感じでね。インド風、いいではないですか。説明にもあったんですけど「日本人が作るインドカレー」なのよね。そこにこそ良さがあるのです。
インド人が作るインドカレーと、日本人が作るインドカレーは、実際似て非なるものです。
きょうは後者が食べたかったんだ。とても良かったんだ。