「あなたは一体どうやってそんな不思議なカレーの店を探し出すのよ。」そう問われることがよくあります。企業秘密です(笑)
カレーですよ。
いやいや、そうじゃない。探し出すというよりも、カレーがこちらに飛び込んでくるというのが本当のところなんですよ。いや、ほんとにそう。今回、お肉屋の店頭でカレーを食べた。それもまた偶然のご縁。
この日は利根川からほど近い、JR成田線小見川駅のそばにある
「須田本店」
という鶏専門の精肉店に立ち寄りました。
お店の向かいに駐車場を広くとってあり、その人気を窺わせます。いや本当に見ているそばからクルマが来ては買い物をしてまた出ていくというサイクルが繰り返されます。
洒落た感じのきれいな店内でね、いい意味でおよそお肉屋さんらしくない。ショーケースのフレッシュの鶏肉や惣菜などもお肉屋さんっぽく配してあるんですが、センターには大きな冷凍冷蔵ケースを置いて、冷凍加工食品やチルドのパックもの、瓶ものなど幅広くラインナップしてあります。なかなか圧倒的な品揃え。加工食品が多いなあ、お店で手作りのやつ。
10人ほどが座れるカウンターまでしつらえてあります。イートインが可能というわけか。カウンターの中には電気の焼き台もダクトも設備されており焼き鳥などの調理ができる様子。大変面白い作りのお店です。店内は精肉店でありデリであるわけですが、きれいで洒落ているのでイートインに違和感がないね。
よし!カレー、食べていこう。そう、イートインメニューでカレーがあるんです。
「スパイシーチキンカレー」
を注文。
うしろで惣菜選びの人が買い物をする中カウンターで待っていると、はいやってきました。カレーだよ。
やってきた途端に良い香りが上がるのがわかります。ああこれこれ、この匂い。
トマトと焙煎玉ねぎベースのニッポン人が作る正しいインド風カレーだね、これは。さらりとしていてするすると食べられてしまうよいものです。コクだなんだの方面が好きな御仁にはもうひとつ「水郷鶏カレー」というのも用意されているのでご安心。
専門店だけあって鶏がうまいなあ。これはとてもいいなあ。ぷりぷりして舌触り良く噛んでも楽しく味わいというものがあります。なるほど納得がいくよ。なにしろ元焼き鳥屋の雇われ大将(あたし)が言うんですから間違いない。
ご飯もおいしく甘みがちゃんと感じられて、しっかり量もあります。うん、これは良いカレーライスでありました。
そして店員さん達がまた感じがいいのです。ちゃんと目配りしてくれていて冷たいお茶をどんどん注いでくれるし、温かいお茶も別で出してくれたし。感じいいねえ。
帰りに焼き鳥を3本ほど買って道すがら食べたんですが、これまたどうにもうまいものでね。
親子丼がおすすめとのこと。また訪ねていく理由ができました。