渡邉さん、お元気でらっしゃるかなあ。随分前に、古い方、お地蔵さんの二股の向こうにあった頃の「般゚若」でお話を聞かせていたいだから6年ほど経ちました。
カレーですよ。
エキサイティングマックスの連載ははやもう10年。もうすぐ11年目に突入します。月刊誌連載で10年は大変尊いことだと思っています。紙雑誌受難の時代だからね。ただ、検索で目的にまっしぐらの時代であっても、結局雑誌的な雑多なものというニーズがなくならないのも浮かび上がってくる10年だったな、と感じています。
それでね、
「渡邉咖喱」
の渡邉さん。
大阪に戻って渡邉咖喱を開いて繁盛店に育て、ミシュランのビブグルマンを獲得、どうやら新店も出店するという話を風の噂に聞きました。素晴らしいなあ。その渡邉シェフのレトルトパウチカレーが出ているのを見かけて手に入れました。
なるほどこれ、よいカレー。
パッケージの裏を見るとスリランカ風でかつ和出汁という特徴を持つ、とのこと。化学調味料不使用をパッケージ前面で謳い、覚悟が見えます。裏面を見ると原材料に真鯛のエキスなど見えて興味深いですねえ。製造は渡邉咖喱の地元大阪のキャニオンスパイスでありました。なるほどなるほど。
食べてみれば軽くてさらりでスパイスの効きが良い、バランスの良いカレーです。
個性はきちんとあるんですが、なんというか、風が吹くような軽やかさがあるのがすごい。確かに毎日毎食食べられる実力があるとおもう。黒い方のパッケージのイカスミカレーも食べてみたいです。
それより大阪に行きたいなあ。