松屋のカレーはわりといつでもハズレがない。それは皆さんもご存知の通り。
カレーですよ。
定番も限定もハズさないよね。ハズさないのでいつでも安心なんですが、スキキライというところもあると思います。
しばらく前にやってた期間限定のこれはなかなかわたしとしては好みで納得が行ったひと皿でした。いまは松屋じゃなくてマイカリー食堂で食べられます。
それで、やっぱりカレー、
「松屋」
だからいろいろ安心です。
この期間限定カレーですが、なにが良いか、どこに価値があるかというと、松屋という牛丼と定食の全国展開チェーンが、しかもわりと味の強い、白メシをどんどん食べさせるようなコンセプトで調味するメニューが多い店で「肉を入れないカレー」を作ったというところ。これはなかなか思い切ったなあ。時代の流れもあるよね。そして肉なしで十分に満足できる味内容であること。ここが大切です。
「ラタトゥイユカレー」
いいじゃないですか。
カレーライスは肉。古い考え方だと思います。しかし未だ2022年、多くの人にとってカレーは肉なのだよ。カレーに肉が入っていないと人は怒る。なぜだか怒る。なにカレー?と聞かれて野菜カレー、豆カレーと答えると人は怒る。なんだかなあ、という気持ちにさせられますが、都市部やある年齢層ではそういう事はさすがに起こらなくなったけど、でも郊外や地方などでは未だしばしば発生する事案なのですよ。
そういうなか、価格帯の安い全国チェーンで野菜カレーを出すというのは自信がなければできないこと。で、これ、上出来だったのです。ちゃんとズッキーニとかパプリカなど入っていてラタトゥイユらしさにこだわっているのもいいし。中でもパプリカが肉厚で食感良く食べ応えに寄与している感が残りました。いいねえ。
トマトのカレーはちょっとトマトの酸味が尖り過ぎていて好き嫌いが出るんじゃないかと感じだけど、これはバランスが良いね。野菜の力だと思います。納得の味、内容でした。
それでね、出てすぐ食べに行ってこの感想を書いてうむうむとか思ってたら次の週にすぐ鶏肉入れたの出しやがった!そこはもう少し踏ん張ってくれると嬉しかったなあ、、、カレー文化を変えてみろ!と言いたいです。