ジャンカレーは量が多いんだよね。店内で食べてももちろんなのですが、お弁当で買うと、カレーの入った袋をぶら下げれば量の多さがずっしりした手応えですぐにわかります。
カレーですよ。
お弁当の方がその感覚、ずっしり感が顕著に感じるんですよね。とてもうれしい、とてもあわせ。
ご飯がすごく多くてたっぷりで、カレーも当然たぷたぷまで入ってて、福神漬けも抜かりなくたっぷりで、もうなんかたまらない気持ちにさせられるカレーのお弁当です。
「ジャンカレー」
は、カレーライスの根源、カレーをいっぱい食べるのだ、という欲望を簡単に叶えてくれます。それがすごいうれしいんです。いつもジャンカレーでは「カレーをいっぱい食べてやる」という覚悟が決まります。気分がいい。
いつでもごはんはきっちりパリッと炊けていてね、それがすごく尊い。カレーに合ううまい白ごはんというものをちゃんと炊飯釜の中で確立できているのが伝わるんです。これ、意外とできてない店あると思う。
そのごはんがやけどしそうなほど熱々で、カレーも負けじと熱々で、それが組み合わさるとカレーライスが超熱々で、全体がアツアツ体験。いい、いいなあ。
現代のカレー、「適切な温度管理」みたいのはあるけれど「想い強くこもる温度管理」はないと思うんです。ジャンカレーだけにそれがあります。
辛さという体験ですが、適切な温度で辛いカレーを食べるのもいいよね、と思うんですが、ちょっと辛いカレーを超熱々で食べた時の辛さ体験。これは前者の体験を上回る記憶が舌と腹に残ると思ってるんですよ。これがいいな。これが好き。
食べ切るとすぐに眠気がやってきます。そりゃそうだ。ちょっと、寝るよ。