いただいたレトルトカレーはパッケージちょいと大きめのレトルトカレーでした。シンプルで心地よいデザインは売り場で目立ちそう。
カレーですよ。
ご当地レトルトカレーの国内最高峰の聖地であるお馴染み「カレーランド」さん。みなさんもご存知だと思います。食品関係のトレードフェアでブースにお邪魔したことがありましたが、さすがの「カレーランド」さんでご当地レトルトカレー関連の企業さん、お店さんの出入りがすごかった。たくさんの方と名刺をやりとりできてありがたかったです。
関連企業さんや「カレーランド」猪俣さん夫妻から直接のものもありましたが、帰りにたくさんのレトルトカレーをいただきました。
「五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー」
そのなかのひとつ。そしてもちろんわたしも知っているこの洒落たパッケージと、展開する売り場が普通とはちょっと違う場所という面白いやり方で気になっている、長崎、五島市のごと株式会社さんが作っているこのシリーズ。よくできたいいカレーです。
面白い場所で見かけることがあるな、という印象があります。本屋さん、雑貨店、高級食材店。普通のスーパーマーケットにもありますけど「おや、こんなところに」という感覚があります。センスのいい攻め方だなあ、と毎度思います。
カレーは思ったよりも少し辛め。辛いといってもピリ辛程度ですが、思ったより、と書いたのは出汁というキーワードがあったのでもうちょっとやんわり着地かと思ったところがあるから。きっちりカレーらしさがある辛さで良い感じでした。
ビーフが大きめカット、2切れはいってうれしさ込み上げます。肉、ちゃんとおいしいな。
カレーソースは小麦粉を使って粘度を出したクラシックジャパニーズカレーライスのスタイルです。鯛のスープと牛骨出汁を合わせで使ってあって王道のカレーライスを表現してあると感じます。
惜しいのは牛骨出汁が鯛出汁にかぶさるのでちょっと鯛の良さが出てないというか、この着地点探しは難しかっただろうなということ。ちゃんとビーフカレーに仕上げねばならないところとそれでも鯛出汁を使うというところのせめぎ合いだったのでは、と想像します。
ラーメンと違って2種合わせ出汁はカレー業界ではまだ浸透していないじゃないですか。
これ、チャンスであるかもしれないね。
正しいカレーライスを所望の折にお薦めです。