船橋、大神宮前といえばわたしの場合、サールナートと来ます。日本のインド料理の土台の大きな部分を担ったアジャンタ。アジャンタの黄金時代(アジャンタはどの時代でも黄金期だ!)に活躍した小松崎シェフのお店。が、ちょいと今は営業時間が短くなっていみたいです。
カレーですよ。
コンパクトな良いお店でね。ランチどきにはいつでも行列ができています。お忙しそうだしなかなかシェフに話しかけられないんですが。
それで、行列があまりに長い時とか、ランチ終わってしまった時間とか。
そんな時に心強いのがその近くにある、
「インドカレー サーラ」
です。
実は40年以上の営業年数を誇る老舗なんですよ。ここも同じくらい好きなお店なんです。日本人が作るインド風カレーというジャンルがとても好きなんですが、ここはわたしが考えるその筆頭と言えます。久しぶりにサーラのカレーを食べたくなってやってきました。
「チキンカレー」
を大盛り、アチャール付きで注文。
アチャールは申告すればサービスでつけてくれるの、覚えておいてください。大盛りにしようと思ったんですが、ごはんがちょうど底をついたようす(14時半。さもありなん)うむ、残念、普通盛りとなりがとうございました。とはいえサーラの普通盛りは280グラム、十分すぎるし、もしかして残りかき集めてイロつけてくださったかな。大満足量です。
さあ、カレーだよ。
タマネギ焙煎のフルフルとした食感と、辛口ではあるんですが出汁の土台の強さゆえにつらさのない辛口で、汗をかかされつつ大変おいしい。うーん、おいしい。
おかしなでこぼこを作らないまとまり、調和があるスパイス使いが心地よいものです。鶏肉の仕上がりが最高なんであるよ。ぷりっとしていて旨味あふれる美味しさで。いいねえ。
アチャール、かなり酸っぱくいい感じに毛穴が開いて来ます。これもいいね。カレーと合わせると良さがぐいっと出ます。
うーん、なんというかいいものだなあ、やっぱり。流行りのカレーとは対極にあると思います。しかし古くさいカレーライスではないんだよ。
インドカレーでありますが、でもカレーライス。ここらへんの落とし所が普遍のカレーなのではないかと思っています。
またすぐ思い出して食べたくなる予感がしています。