新店舗オープンの報を耳にして神田まで出かけました。界隈、いつもならスタジオのついで、とかなるんですが、せっかくだからちょいと急ぎ目で行こうと決めてのランチタイム。
カレーですよ。
カウンターのみ、券売機、とカレースタンドの趣が好みのお店。でもきれいでモダンで若者が働いています。
なかなかハードコアな飲食店がどっと集まってる商店街に新規オープンです。その名を、
「スパイスカレー ダルマ」
といいます。そうか、ダルマときたか。決まり事とか摂理みたいな意味のサンスクリット語です。
さて、そのカレーにどんな摂理が隠れているのかな。
店内明るく低めのカウンターとイスでリラックス。
券売機で、
「ポーク+豆&野菜」
を選びました。
味、どちらもかなり好みでうれしかったんです。
ポークはさらりとしたカレーソース。タマネギの旨味とポークの風味も強く、好きな人が多かろう王道チューニング。これは特別いいカレー。ポーク自体の下味もよく、かなりの満足感がありました。そこそこ辛くしてあってなるほど、ぼちぼち辛さの標準が世の中全体で上がってきているな、と感じます。いいねこれ。
豆+野菜はこういうタイプとしては珍しくパンチが効いています。それでいいと思う。ガーリックかな、スプーンが進む輪郭強い味。ダールだという先入観で食べると「意外と強い」など思うわけです。インド料理ではないのだよ。あくまで豆煮込みではなくカレー、スパイスカレーなんだ。この町ではそちらの方が支持をされると確かに思います。いいと思う。
ごはんはそのままいけそうなピラフ風の見た目なんですが、塩っ気は入らずで香り付けのみされていました。
なかなか悪くないけど、白ごはんでもカレー、試してみたいな。
サイドはキャベツのアチャールかな、ポリヤルかな。少し酸っぱくよい味と食感です。にんじんラペ、これは上出来、いっぱい欲しい。もう一つの箸休めは甘酸っぱいガリでおもしろかったです。ガリはカレーに混ぜて食べると楽しいんですが、そういうのを知らないお客さんも多いと思われる立地、もう少し少なくてもいいかもしれない。もしくは混ぜようぜ、のサジェストを何か張り出したりするといいかも。
揚げなす、べたべたべろべろになっていないのが好感。シャキッとしています。
オクラ、トマトも同様で良い感じ。トマトはとても良いアクセントでした。これならわたしの苦手な素揚げてもオーケーを出せるぞ。
唯一の残念ポイント、一番奥のカウンター席からキッチン内のゴミ箱が中身丸見えなのは如何なものかなあ。まだまだ磨き込める伸び代があるはず。
激戦の神田界隈飲食、頑張ってほしいと思います。
行って損なし、気に入りました。