珍しくクルマを使わずバスで小岩におりました。いつもならクルマで直接コインパーキングに乗り付けてその向かい側にあるサンサール、というのが馴染みのやり方。
カレーですよ。
意識してクルマでの移動を多くしています。それもこれも新型コロナ対策の一環。取材でいろいろなお店にお邪魔するのでなるべく公共交通機関を避けてお店さんのリスクを減らさねばと心がけています。
そんなですが都合で電車移動の時もごくたまにあります。
この日は駅のそばでと考え、懸案でだった、
「ハングリーアイ」
へ。SNSの繋がりがある正露丸さんのオススメ店。それだけでもう間違いがないはずです。
夕方の口開けすぐの一番客となりました。
「ネパールダルバートセット」
をお願いすることにします。チキンとマトンを選べて100円の差があります。迷わずマトン。なかなかに良いものがやってきましたよ。
まずはそのマトン、これはマトンのジョールかな。サラサラのスープです。マトンが素晴らしい食感で驚かされます。いやホント、驚きの柔らかさ。骨付きぶつ切りでこれは良い出汁が出るに決まってると確信しつつすすります。サラサラのスープで粘り気なく深く厚い旨みがグッとせまってきます。うわあ、こりゃあ旨い。実にうまい。夢中になったよこれ。
ダールは個性的。よくある豆を溶かしてとろみをつけるあれではなく、あまり豆をたくさん入れないでこれもらさらさらに仕上げてありました。これも良いね。ちょっと豆の青々しさが立っていて、それが個性になっています。
タルカリの青菜炒めはあまり塩を使わずあっさりしています。他のおかずやカレーと混ぜて食べるのによいチューニング。
ピックル類は酸っぱめで個性的。ゴーヤのものが特においしいな。あとで聞くと自家製とのこと。うん、そりゃ納得の味。瓶詰めの市販のやつはキツくなっちゃうんだよね。自家製、サイコー。
サラダが乗るのがいま風で、ドレッシングもいまやニッポンのインド亜大陸レストランのサラダので定番となったゴマドレッシング。この甘味も含めて混ぜるのがまた不思議によくあっていておもしろかったです。こういう発見は楽しいな。
アットホームな雰囲気の店で奥様が作ってくれたんですが、そののち旦那さんもいらっしゃって味はどうかな?と聞いてくれます。楽しい気分。
店内は和風で居抜きのまんまですがこれもまたすでに日本のアジアレストランの形態、いち文化となっているな、と考えられる時代になりました。
再訪したくなる魅力があるね。