ヨコハマとくれば相鉄ジョイナス。ジョイナスとくれば、地下のカレースタンド、なわけですよ。
カレーですよ。
その存在はもう数十年前に知っていて、雑貨卸の仕事をしていた時代がありました。横浜の担当だったんだよね。
駅近のあそこはよく立ち寄ってカレーを食べておりました。
「カレーハウス リオ」
は古くからある、わりと相鉄民のソウルなのではと思っているお店です。
あの駅地下から少し下になってガラス越しに見える姿がね、なんかいい。なんか食べに寄っちゃう。
「半スパカレー」
というね、なかなかにラフな名前のこれが大好きなのです。
カレーソースはドロドロというよりちょっと時間が空くとぷるんぷるんというような粘度に変化する懐かしくも由緒正しきジャパニーズヨーショクスタイルカレーなんであります。よくあるザ・ジャパニーズカレーよりも少しスパイス感が強く、青々しい香りがあるのが爽やかで良いんだよ。ちゃんとリオオリジナルの味があるなと感じます。いい、いいよねえ、こういうの。
そして。
スパゲッティがまあまあこれが出色の出来でね。
この手のロメスパナポリタン的な外観に騙されてはいけないやつです、これ。麺、これが腰砕のふにゃふにゃにしていないんだ。アレはアレで味わい深いしひとつジャンルであると認識しとりますが、なんとなくヨコハマの粋など感じるシャープなアルデンテ少し手前っていうね。これはいい。いいねえ。こういう感じでコテっとしたケチャップ味は心と舌にしみてくるねえ。これはいいなあ。
カレースタンドであるにもかかわらず、次はナポリタンオンリーで頼もうなど心に誓って扉を出るわけです。そしてそれなりに間が空いちゃって、次に来た時にはそんなこともころりと忘れてまた半スパカレーを頼むんだよ。本当にいつもその繰り返しなんであります。
いつになったらナポリタン単品食べられるかなあ。