思いこもる、いつものやつ、なんでありますが、これは新製品。各所で話題、販売場所を着実に増やして着実に売り上げを伸ばしているレトルトのミャンマー料理、チェッターヒンはご存じでしょ?
カレーですよ。
チェッターヒン、テレビが好きならマツコ有吉などの番組でも取り上げられているのをみたことがあるはず。
あれはチキンの料理です。日本人的に言えばチキンのトマト煮込みカレーという感じでしょうか。しかも激辛、激うまなんだよね。わたしも大好きなやつ。
その新ラインナップとして豚肉を使った煮込み、ウェッターヒンとそのマイルドバージョン、
「ウェッターヒンマイルド」
が登場しました。
前にも書きました。何度でも書くよ。間違いなく現在、日本のミャンマー解放のアイコンとなっているヒロスケさん。ミャンマーへの愛をもって強くその抗議活動を途切れることなく行なっています。
軍事政権が始まった直後からすでに2年。それはつまりミャンマーの内戦状態がそれくらい長く続いているということ。ミャンマーでビジネスを行う中でできたヒロスケさんの友人たちが弾圧、焼き討ち、剰え殺害までもの被害に遭い、そういうものが未だまかり通っています。
そういう世界のいろいろな場所で続く紛争や戦争のことを、まずは食べ物を入口にして興味が行ってくれるといいな、と彼もわたしも考えていのです。ニュースを見て流してしまう時に、そういえばこの間食べたカレー、ミャンマーだったよな、とかね、そういうところからでいいと思う。きっかけ、そういうものが大事だと思っています。
とにかくヒロスケさんの作るレトルトミャンマー料理は度をこしている、といつも思います。味も、量も、辛さも想いも。いつでも度をこしているよな、あれは。それが痛いほど伝わってきます。
この日食べた「ウェッターヒンマイルド」も、唸るおいしさ。
はじめにカルダモン2発がりーん!ときました。まえ食べた辛い方のウェッターヒンでも同じ目にあったよ(笑)これ、実は気分よし、なのです。わたしはあれは嫌いじゃないよ、消化に良いしね。ホールスパイスがたくさん入る感があって好感がもてるってもんです。
全体の味のイメージはトマト感強しで、ポークはどでかポーク。デカくてガッチリ旨いやつです。両方から旨味がドッと押し寄せる感じです。肉はガツガツと噛みつける食感がうれしいでかいやつ。
そうそう、後入で自分でジャガイモを入れたんですがとてもよく合うのでおすすめしたいな。
思うにこの味、企画して作っているヒロスケさんのおおらかさと繊細さ、それと食べ物に対しての思考がきれいに現れているんじゃないかと思うのです。ズバッと旨味強く、ぐいっとボリューム大きく必ず腹一杯。必ず満足。そういうのがあるもの。
量だってセオリーから行けば本来この量を一つのレトルトパウチに入れてしまうのは明らかに多い。それを笑ってパスする、妥協なしで実行する強い意思が見えるのです。そういうのがいい。
とにかくうまいもんで腹一杯にしてやれ、で、ミャンマーという国のこと、思い出してね、という気持ちが伝わってきます。
どちらも多分、彼のアイデンティティだと思うんです。