カレーですよ4934(御徒町 デリー)一体感。

どうにもならない、代替えの効かない衝動が湧き上がる。コルマチャージのタイミングがやってきたようだね、これは。そういう時は、迷わずさっさと上野に向かうわけです。

 

 

カレーですよ。

 

 

わたしとしては珍しく、少し並日ました。

水曜の20時ちょい前。短い行列です。並んですぐにふたり吸い込まれて、ひとり前にいて、それでトータル約10分。上出来ですな。

上野店はお店もお客も立ち食い蕎麦屋のようなスタンスだから、平日は回転が早くて気分がいいのです。旨いものをさっと食うというのは、粋でいいね。立ち食い蕎麦屋を値段だけで選ぶようなやり方ではない、旨いから選ぶけど腰はいつでも浮かせているよ、というような、そういう空気が気分がいいのです。店と客との一体感、そう言ってもいいでしょう。

 

「デリー 上野本店」

 

に着陸しました。

とはいえそういう空気を感じられないお客もいるわけで、みだれが出たりもするわけです。この夜はいい感じだった、空気良かった。なんだろう、ホールにグルーブがあったりすることがあるのよね、デリー上野本店は。っていうかバイブスっていうか。ステージから「エビバデカマーンロケンロー!」言われて盛り上がるってのと違う、どこまでがステージでどこまでがホールだっけ、みたいなちっちゃいハコで確信犯的にアーティストも客と一緒に遊んじゃってるあの感じ。なかなかないのよそういうの。

さて、

 

「コルマ」

 

それとビール、頼みます。あっと思います。忘れてた。サッポロだ、そうだった。うれしいなあ。それだけでもう幸せになるなあ。

サッポロの苦味はカレーに合うと思います。いや、デリーのカレーに合うんだよな。キリンはちょいとニュアンスが違うし、サントリーはゆっくり飲むやつだね、モルツとか。サッポロは、グイッと飲んで喉を鳴らし、熱いカレーをガッと口に放り込み、またビールをグビリ。そういうリズムによくあっていると感じます。

あまり外で飲まなくなったわたしですが、ちゃんと飲みたくなるべき条件を揃えてくれる店では躊躇しません。

それで、コルマはやはり、選ぶべきものだなあ。旨い、尊い、とても好き。いちいち1回ずつ、ほう、とか、なるほど、とかがあるんだよ。自分の心を鏡に映しているようだと感じます。

カシミールはね、逆に自分を奪われる感があって、だから毎度というものではないと感じています。たまにだからいいんだよ、我を失うのは。

 

とりあえず、死ぬまで通うと思う。