清澄白河の「カレと。Men」に2回ほど連載の取材でお邪魔をしています。清水店主とは仲良くさせてもらっていて光栄なのです。
カレーですよ。
今更くどくど書く必要もないくらい有名な清水店主。
商社マンを経て子供時代の夢を実現させるべくラーメンの世界に飛び込み、地元ラーメン店や有名店での経験を経て独立。ご存知「竃」を立ち上げて飛ぶ鳥を落とす勢いの10年間。ラーメン業界では有名な小滝橋ラーメン戦争の渦の中心にいたひと。
実はアジアの食、世界の食に精通する旅人でもあるのです。
商社マン時代に世界を飛び回り、ラーメンの勉強で麺の北限を求めて世界中をぐるぐる回ったり。韓国、大連、ウルムチ、ネパール、タジキスタン。麺文化がウズベキスタンで一旦途切れてイタリアに飛んでいることを知ったそう。そんな旅の中、どこでも必ずカレーにぶつかったのだそうです。その中で、仏教は麺、ムスリムがカレーの印象があるなあと思ったそうで、それ、面白い話だなあ。
「たとえば中国、新彊あたりの大盘鸡(ダーパンチー)はカレーでした。カレーだと感じる料理は本当に世界中にあるんです」と話す清水さんは本当に楽しそう。最近は業界話が多くなりましたが、清水さんのそういう話を伺うのが大好きです。ラーメンだけではなく、食べ物だけでもなく、背景にあるものに敬意を持って接することができる人。尊敬しています。
そんな清水店主がラーメンの良さを生かしてカレーに恩返しをできれば、という思いで
「カレと。Men」
を積み上げてきてるんです。
オープンしたての頃、カレーの名が先に来る看板の店に清水店主が立つという異常事態にラーメン業界がざわついたと聞いています。そういうポジションのひとなんです、清水さんは。
「カレと。Men」の強さはカレーとラーメン、どちらも主役級の実力であること。この日は取材で新作のメニューを試食させてもらいました。
これはスープカレーかな。深めの片手鍋に入った粘度の低いさらさら仕立て。深い旨味は干しエビからでしょうか。ラーメンスープをカレーの仕込みに使えるという強みが爆発してました。
焼きカレーも登場。
「カレと。Men」のスタンダード、黒カレーをベースにして濃厚に仕立ててありました。
カレーホットサンドも良かったなあ。
アウトドア方面で盛り上がるホットサンド、甘くコク深い黒カレーをフィリングして辛子マヨネーズで酸味を加えてあります。
これ、いいなあ。おいしいなあ。
いつ始まるの?どこで食べられるの?は「カレと。Men」のインスタグラムをフォローしとくといいですよ。