セブン&アイ・ホールディングス、もう安定と言ってもいいカレーのフェア。2月28日スタートで全国のセブン-イレブンで「スパイスの祭典 カレーフェス」を開催なんであります。
カレーですよ。
今回も名だたる有名店監修製品をラインナップ。コンビニ最大手がこれだけの頻度でカレーのフェアを継続というのは興味深いですね。カレーブームと言われているここ5年ほどでありますが(期間については諸説あるよ)、それがブームを越えて確固たるジャンル「カレー趣味」として確立、拡散したという表れであると捉えていいのではないでしょうか。
さて、おにぎりから行こうかね。
spicy curry 魯珈 監修 スパイスカレーの魯肉飯おむすび
驚くほどスパイスのアロマが上がるごはん部分。けっしてカレー粉風味ではないきちんとスパイスの調合の上に成り立ったという風情を出していて驚かされます。
ごはんのドライな決め味にルーローで甘みを投げ込み、しかも高菜もちゃんと入って魯肉飯のアイディンティティを守る、と凝ったもの。
おにぎりひとつでこの満足感と複雑さ。おにぎりというニッポンのミニマムな食の単位をここまで追い込んであるわけです。
こりゃあ恐れ入ったね。
銀座デリー監修 スパイスドライカレーおむすび
毎度おなじみとなったデリー監修のドライカレーおむすび。素直に毎回来てくれて嬉しいです。こうなりゃ定番になってくれれば、など思います。安定感が強く、間違いなく美味しいもんね。今回はベーコンが個性を主張。枝豆が食感の変化をつけてくれます。甘うまと辛うま、バランスよく上手にチューニングしてあり感心させられます。
おにぎりという限られた範囲の小さな食べ物の中で食材の食感を考えてあるというのはちょっとした小宇宙を感じてしまうよ。油が決め手なのでちょっとポロポロくずれるのは想定内。食べ方で工夫をすれば良いでしょう。
おにぎりは、ちょっといたずらをして銀座デリー監修のスパイスドライカレーおむすびに少しヨーグルトをかけてみました。あれだよ、去年1万リツイートほどされたわたしの提案のお手軽版。悪くなかったです。
カレーは好きに工夫して食べるのが楽しいもんね。中食、内食なら尚更です。
しかしすごい。こんなに小さなお米のかたまりの中にこれだけの味の情報量。驚くばかりです。