ハンバーグが好きなんであります。もちろんカレーも好きなんですが、カレーとは別でどうにもハンバーグを食べたい欲望が定期的にやってくるのです。なかなか抑え難い衝動なんであるよ。
カレーですよ。
さて、そんなタイミングでわたしのカラダがあったのが千葉、おゆみ野あたり。
用事はもう済ませてあり、腹ペコで、なおかつなんとか17時を回ってレストランの扉が開き始める時間です。それで探し当てた住宅街にぽつりとある洒落たレストラン。
「リーフ」
というお店。わたしのお腹、どうやら救われそうです。
お店はおゆみ野駅の目の前でありながらほんのちょいとだけ住宅街に入ってて、その「ほんのちょっと」でスーッと落ち着いた雰囲気になるのがいい感じです。
2階に上がる外階段を登ると郊外のレストランらしい洒落た扉がありました。
店内、天井が高く気持ちがいいね。天窓に明かり取りがあり、ファンが回っています。メイプルカラーでまとめられた店内は壁の二面が窓になっていて、開放的で気分がいいです。
さて、ハンバーグ、注文だ、、、おや!マドラスという文字が。反射的に
「マドラスハンバーグ」
を注文したんであるよ。これはもう仕方がないでしょう。マドラスは、現チェンナイ。インド、ベンガル湾に面する港街のこと。メニューにはハンバーグの上に卵のココット焼きが乗り、そこにマイルドなカレーソースがかかる、という説明がありました。さあ、どういうのが出てくるかな。
まず、サラダがやってきました。これに驚いたんです。
あれ?注文間違えたかな、と驚かされるんですよ。きちんとしたボリュームと色合い、気遣いも想いもあるちゃんとしたものが出てくるんです。ええ!これ、1000円取るべきサラダだぞ。
単品メニューのちゃんとしたサラダの風格があるよいものです。きちんと美味しい、満足感のあるサラダ、うひゃ〜、、
さて、ハンバーグもやってきました。おっ!ステキビジュアル。
見ただけで舌がウキウキするような、食べると舌からウキウキがどんどんやってくるような、そういうのがフォークを通してぐんぐんやってくるハンバーグです。ああ、これは美味しい。たまらない。
細かい挽きのお肉はきちんと的確に効いたローレルやナツメグの香りがこうばしく、下味も個性的で素晴らしいんですよ。おかしなふうに肉汁がドロドロと流れ出すものでなく、昔風にシンプルでふわりとした食感を持つ、質の高いやつ。うん、こういうのがいいじゃない。うーん、実においしい。
カレーソースというけれど、あくまでハンバーグのためのソースとして仕立ててあって、カレーライスのためのカレーではないんです。そこがいいの。やりすぎず、どこらへんがカレーかな、と思ってるうちに終わる儚さがなんとも上品。
「カレーですよ。」カテゴリーにしたけどほぼ「カレーなしよ。」カテゴリーだな。いいですねえ、いい。
スパゲッティの扱いもうまいなあ。これがあるからこの素晴らしいソースを一滴たりとも逃さずに済むのです。拭って追いつめて最後まで楽しんで。ああ、ありがたい、素晴らしい。
バニラアイスにはストロベリーヨーグルトソースがかかります。きちんと甘酸っぱくてきちんと幸せをくれました。紅茶も上出来のものがやってきたよ。
うーん、大満足でおなかもいっぱい。これで(声が小さくなる)1350円。思わず「えっ!ウソだ、、と」口からぽろり。何度もメニューを確かめちゃいます。あと1000円乗せても多分みんなニコニコと会計するはずです。
ホール担当の女性は親切でにこやか。席は快適。上品なお客さん。もうね、いうことがない。
すごいお店に行き当たってしまったなあ。絶対に覚えておこう。
絶対また来よう。