一度取材などお願いするとちょっとその次、お店に行くのが照れくさい。正直そういうのがあるんです。
カレーですよ。
それと、お話をたくさん伺っておいていうのもなんなんですけど、耳の調子の良し悪しがその時々であるわたし、行けばお話を聞きたくなるに決まっているわけですが、それがなかなかタイミング、体調で叶わない時もあるのです。
そんなだから、そのプレッシャーを跳ね除けるくらいの食欲、欲求を呼び起こすカレーは偉大だと思うのです。
そうやっていつものように葛藤しつつ、
「モトカレー」
にやって来ました。モトさんがにこやかに迎えてくれます。
記事ではさんざ、勝手を書いたんですが(北習志野のアニキとか(笑)すんません)まだ全然書ききれていないんです。もっと何度も食べてその真髄に迫りたい、と思ってます。この日は運がいいことに、まだその全貌を知らない今日のカレーのなかから、
「ホワイトヤサイ」
がメニューに上がっていました。そりゃあもう迷わず選択!です。
これ、一度モトさんが味見させてくれたやつだね。クリームシチューをもっと純化させたようなおいしいやつだったはず。これだな、よし。
単独で食べるのではなく他のカレーソースと組み合わせて完成となるはずで、カレーはミルチをお願いしました。
さて。
これがもう予想通り、、、じゃ全然なくて、予想を超えるビジュアルと美味しさ。いやあ、すごい。
まず美しい盛り付け。これはちょっとカレー屋さんじゃない感じだねえ。避暑地にある西洋料理の小洒落たお店的なビジュアルです。ただもう美しい。緑色を効果的に使っての盛り付けに感激。なのに超ボリュームなのですよ。
そしてその緑色の影に潜んで牙を研ぐのがチキンレッグ丸ごと1本。えええ、と驚くデカさなのです。チキンレッグってっ言ったってサイズも厚みも色々。これは、デカいよ。クリスマスチキンのサイズに迫るというのは言い過ぎだけど、それに近い感激があります。すげえなあ。
ごはんとカレーは別皿になっており(一緒はムリ!この量ではムリ!あふれるし!)ごはんの皿の方にホワイトソースがかかっています。ここにミルチの皿からカレーソースとヤサイをごはんの皿に移して行って食べるわけですよ。
バカみたいな言い草ですが、旨い。全部旨い。だってそうだから。とにかく全部旨いんだよ。文作業の男が思わず語彙不足になるくらい旨いんであるよ。
辛さの落とし所も、舌に少し引っかかる感じで印象に残る、あのうまいミルチのカレーソースの手応えも、野菜の旨さもホワイトソースも何もかも。やんなっちゃうくらい好みで困ってしまう。いいなあ、これ。
奥が深いぞ、モトカレー。旨いもんをありがとう、モトさん。またいかないとダメだ。