高速道路に乗る、とくればわたしはだいたい調布インターから。中央道方面に出ることがほとんどなのです。
カレーですよ。
首都高はあまり乗りません。別の意味で楽しくなっちゃうから。都内を横断、調布インターまで。インター手前に小さなガソリンスタンドがあって、いつでも賑わっています。そこでガソリンを必ず入れます。並びにコンビニエンスストアがあるけど、これはパス。そして、その裏にカレー店があるのを失念していたんですよ。
以前、行ったことがあるお店。場所は西調布となります。
そっかあ、忘れてたよ。その時は高速道路で遠くに行くんじゃなくて旧街道をぶらぶら、うろうろみたいな感じでたどり着いたお店。よもや調布インターの真裏だったとは。
「かれーや」
というお店です。
こういうこと、たまにあるな。行き先や目的で考えていると地域という括りで見ていないからだな。
格安で正しく変わらないカレーライスが食べられる貴重なお店。本当に格安すぎてちょっと心配になるお店なのです。
「唐揚げカレー中盛り」
を頼んでみます。
お母さんがひとりでやってらっしゃる様子。なにもない、駅前の商店街からも遠い、住宅街。なのに続々と客が集まってきます。
飾り気のない店内は持ち帰り専門かな、と一瞬思わされる雰囲気ですが、店内のカウンターで食べて行くお客さんも多いですね。
出てきたカレーは、まごうことなきカレーライス。愚直で、ど真ん中で、いじってなくて。そうか、こういうのが本当に本当のカレーライスだな。心の底から納得できます。
この粘り気、粘度、これこそカレーライス。そしてそれがちっともいやじゃない。古臭くも感じないんです。変わらぬものには理由がある、そういうことです。
これでいいのだよ。