やっぱりほかとは違うと思う。やっぱりいい。何度も書いてきましたが、秋葉原には信頼しているインドレストランが1軒、あるのです。ありがたいことにスタジオの至近なのです。
カレーですよ。
スタジオから秋葉原駅に向かう途中に神田川があります。神田川に面しています。インドレストラン。どうにもこう、なんというのかな、痒いところに手が届く感があって他のお店に行く気にならない困ったお店なのです。
値段も、サービスも、料理も、すべてがバランスよくスマートなんだよ。いらない要素を美しく削ぎ落としてあって、しかし残った要素に込められた大切な物やこだわりは強く伝わってくるんです。だから本当に本質的な意味で、無駄がないのです。美しいと思う。
秋葉原の、
「アールティ」
は土台、体幹が違う。そう感じます。
サラダは華美にしていませんが、野菜をしんなりさせず、きちんと丁寧に扱って新鮮なものを使っています。ちゃんとおいしい。カレーも当たり前を越えて香り高く、過ぎた重たさは乗せずに軽やか。でもしっかり深く美味しい。だから食後、キツくないんです。うむむ、なかなか比べられる店がないぞ。
もちろん美味しい店は数多あるわけです。ただ、味だけではない、値段も、内容も、美味しさも、店内の空気雰囲気、スタッフさんの感じやサービス。そういうトータルバランスとしてレベルが高く、全方向確かめてみても欠けがない。
今日の日替わりは、
「小松菜とチキン」
でした。インド料理の緑色カレーは自分ではあまり選ばないんですけど、信頼できるお店になら任せられるよ。やはり、うまかった。
足るを知る、という言葉があります。そういう言葉を思い起こさせる、地に脚をしっかりおろして日々を磨き込むとこういう料理、こういうレストランになるのではないかしら。そういう事例の最たるものがこのお店です。
やっぱりすげえぞ、あやこさん。