カレーですよ5138(秋葉原 スパイスパレット)辛くておいしい!クセになる味。

とても久しぶりになってしまったお店。わたしの本拠地、デジタルキッチンがある秋葉原のお店なんだけどね。どうもたどり着く行程に「アールティ」があるとそこを無傷で通り過ぎるのが難しい。

 

 

カレーですよ。

 

 

で、頑張って神田川を渡って通り過ぎて、お邪魔をして食べてみるとやっぱりおいしくて、やっぱり感じが良くて、そして面白い料理を出しているんです。

ああ、なんかちょっとうれしくなってしまったぞ。お店の名前は、

 

「スパイスパレット」

 

以前ひとりでおじゃまをして、おいしくて、そのあとにやまけんさん、あの「やまけんの出張食い倒れ日記」のやまけんさんと食べに行ったことがあります。もっといかなきゃダメな店だよ。思い知ったよ。

この日は月替わりの面白いやつを食べました。もちろん王道のチキンカレーやキーマカレーも旨いのを知っているわけですが、スペシャルメニューの月替わりカレーが素晴らしかったの。その名を、

 

「ゴルゴンペッパーカレー」

 

といいます。強そうであるよ。強かったよ。

まず出てきたのがトマトクリームスープ。そういう名前なんですが、そうなんだけど、想像するあれではなく酸味強くスパイスガリっと心地よいオリジナリティが高いもの。ラッサムとも少しニュアンスが違うし、初めて飲む旨いものです。これ、いいなあ。

さて、ゴルゴンゾーラのカレー、これがすごく面白く刺激的なのですよ。そんじょそこらのカレーなど吹っ飛ぶような驚きがあってとても楽しい。

カレーソースは「いったいどこまでがカレーなんだろうねえ」といういつもの問いに辿り着くような仕立て。が、これは間違いなくこっち側。カレーだとわかるんです。なのにゴルゴンゾーラチーズの香りと味が強く前に出ており、そこからカレー要素を舌で探し出す楽しさがありました。これはいい。こういうセンスが楽しい、旨い、なるほどなあ。なんか圧倒されました。

ブロッコリーとインゲンの食感よく、枝豆がこれまた香りよく。いいねえ、バランスってもんがある。特にフレッシュチリがスピード感ある辛さを作っていて、それでいて辛さが意地悪じゃない切れ味なので汗はかくけどスプーン止まらず、なんですよ。そう、辛口はこういう方向がいい、好き。

そして副菜が全部いい、美味しい。ちゃんと混ぜて食べないと勿体無い。

 

実は取材をお願いしようとやってきたんですよ。4周年だというのをTwitterで見かけたんです。そうか、切れ目だ。5年目突入だ。

こういう時はお話聞くチャンスだ。そう思ったんです。

いつものことなのですが、取材お願いしようと書いたんですが、確実にお願いするわけでは実はなく、この時点ではまだウロウロ迷っていることが多いんですよ。それで、取材のお願い前に、やはりもう一度必ず食べるんです。取材の経費が嵩みます(笑)。いいの、そんなのは。そうやって手探りして確実にお話を聞きたいお店を毎号選んでますから。

そして最後のスプーンひと口分で「やっぱりお願いをしよう」と心を決めるわけです。これがいつものやり方なのです。意外と真面目なのだよ。

で、このおいしい「ゴルゴンペッパーカレー」を食べて腹が決まったわけです。御店主のお話をお聞きしたい。連載記事を書いてみたい。

取材のお願いをして帰りましょう。