知り合いの入江さんの写真投稿を見て思い出したお店に行くことにしました。ちょっと遠くてでも好きな場所。
カレーですよ。
何度も通りかかっているんですよ、じつは(そもそもあんな山の中を何度も通りかかるわたしは何者か、というところからなんであるが)。とにかく一度入りたいと思っていました。山ん中のレストランです。
上野原というけれど、ちょいと上野原駅前からは離れているねえ。上野原市、結構広いのです。山の中だな、ここは。
「ビストロ ラント」
はけっこうな山の中という感があります。もちろん人里離れた、というものではなくて、里山なんですが上野原駅からはクルマで20分走ります。上野原駅を背に20分走るとけっこうな山ん中に入るよ。この時期17時も過ぎればまわりは真っ暗。その真っ暗で道路に明かりのない山道にぽつりとあかりがあります。
近づくと大きな牛のアートピースが2頭、出迎えてくれます。そうそう、これこれ。通りかかるたびにこれが気になっておのお店を覚えました。ついに辿り着きました。
そういえば隣の藤野とここ上野原はアートイベントがポツポツある地域だよな、など思いながらお店の中へ。
お店、靴を脱いで上がるんです。この感じ、ちょっと新鮮。知り合いのおうちに招かれたようでちょっと楽しいですね。先客は老夫婦。二人で楽しそうに洋食を楽しんでいます。さて、わたしも注文。
「ビーフカレー」
にしてみよう。カレー、格安で申し訳ない気持ちになってサラダもいっしょに頼むことにしました。
でてきたカレー、まずは大盛りだなあ。派手なビジュアルはまったくないんですが、腹一杯にしてやろうという気持ちが伝わってきてうれしくなります。いいよね、カレーはそう来なくっちゃ。
カレーソースは洋食系茶色カレーであまりドロドロさせずのさらり仕上げ。なるほど、むかしカレー、いなかカレーの類ではないな。味穏やかで強すぎにせず、西洋出汁の旨みで食べさせる感じが悪くない。ありそうでない味ではないかしら、これ。
賽の目、細かめ刻みのビーフが大変美味しいんです。下味なのか肉の扱いなのかな。複雑な味がして良いものです。
うん、おいしいおいしい。
サラダが2つになってしまったのはご愛嬌。じつはわたし、メニューをよく見ていなかったのです。カレーにはミニサラダがついていました。いたた、、でもね、葉っぱはいくらあってもいいのでオーケーです。サラダ好きだから。
いろいろみていたら、いってくださればできる限り色々やりますよ、とありました。例えばハンバーグをカレーに乗せてくださいとかそういうのもいけそうです。次に行く時は洋食のメニューのごはんにカレーをかけてもらうようなことができないか、聞いてみよう。
とにかくどのメニューもお安くて申し訳なくなるのです。こんなにおいしいのにな。
都内をちょっとはなれて山の中でうまいメシ、これはなかなかに堪えられないうれしさがあります。
またきます。