牛丼チェーンで一番カレーにこだわりがあると言われているここ。新しいのが登場します。登場するのかな?
カレーですよ。
店舗限定でテスト販売中のメニューが割といつでもあるよなあ、と感じます。いわゆるロケテストですね。
ゲーセンに新しい筐体を設置して現場のゲーマーにプレイしてもらって感想を求めるアレ。ちょっと秋葉原っぽい物言いをしてみました。
「松屋」
は最近それをしょっちゅうやっているという感じがします。上手いやり方だと思います。テスターを置かずともコンシューマーが自ら食べたいと券売機で購入をして。そういうひとは新し物好きで声が大きかったりするのでSNSでその感想が上がることも多いでしょう。うまく考えられているよね。
さて、
「チキンマサラカレー」
を食べました。ちょうど岩本町のスタジオ、我らが「デジタルキッチン」に出かけた折だったんですが、秋葉原昭和通り口の「松屋 秋葉原店」が運良くテスト販売店となっていたのでね。ちょこっと寄れるので助かったよ。
松屋秋葉原昭和通り口店はセルフ店でありました。12時10分ほどの時間、とても混んでいます。そりゃそうだよね。なにかローカルルール的なものがあるようで、聞く、調べるでもなく弁当とイートインの列がなんとなく理解できました。席も先に取る人はおらず混乱なく食券を買って5分ほどで席とカレーにありつけたよ。ご飯系のファストフードはハンバーガーショップと違って回転早くて助かります。
「チキンマサラカレー」はどうやらインド亜大陸カレーがお手本のようですね。
いろんな地域のいろんなコックさんたちが作る多様なインド料理がある、という前提でモノを言うんですが、このカレー、よくできているぞ。ちょっと気の利いた感じのインネパで出てきたら「あ、いいじゃん」と素直に思うんじゃなかろうか。そういう味です。なかなかによいね。
うちに持って帰って(弁当)タマネギアチャールでも添えてみたくなる感じがあります。ライタも。辛さは強くなく、香りは際立ってこれというスパイス香ではなくきちんとミックスされたもの。その中になんとなくカルダモンかな、と思う香りが遠くにある感じがします。ガーリックパンチは松屋のアイデンティティ。
松屋は少し前に新作カレーでスベったりしていましたが(ねぎたっぷり スパイスカレーとか)そういうトライアンドエラーあってこそ。これはよいとおもうな。ニーズもサービスもあろうかとおもいますが、いつもの別調理鶏肉をたくさん入れてくるのはそろそろ鼻につくカスタマーもいるのではないか、なども考えました。「なにカレー?問題」です。
ニッポンのカレーはどんな内容、味のカレーソースであろうが中の具材、肉の種類でカレーの種別、名前をつけがちで現代にあっては甚だナンセンスと思っておりますゆえ。肉を食べたい人とカレーが食べたい人が別ジャンルというのもあるかと思います。
とにかく全体的に好印象。カレーマニアにもそうでない人にも受けるいい落とし所、です。