千葉の実家からの帰り道。この場所はほぼ午前中しか来ないんですが、夕食を食べにやってきました。
カレーですよ。
千葉美浜。京葉線と総武線の間くらいの場所です。国道14号の1本裏手という感じで、クルマを使った方がよいかもしれない場所です。
なぜ午前中にしか来ないのか。それは目的地がいつでも「いとうやおや」だから。
おとうさん、おかあさんがとても感じよくて、ピンからキリまでの野菜が揃い、目利きじゃないとスベったりするのがまた楽しい八百屋さん。おまけしてくれたり安くたくさん野菜が買えたりしてとてもうれしいのです。通ってます。そんな「いとうやおや」の至近にあるのが、
「インドの食堂 カマル」
でした。
ネパールの家族がやっているネパール料理のレストラン。初めて入ったがとても気に入ったんです。
店主はイケメン。人当たりよく知的な印象があるひとです。端のテーブルで奥さまとお子さんが楽しそうにしているのが印象的だったな。
注文はセットメニューの、
「タリセット」
にしました。
メインディッシュにマトンカレーをえらんで。それにダール、野菜のタルカリ、ほうれん草炒め、ミックスアチャル、チャトニ、ソフトドリンクという構成です。
実はカレー、辛すぎました。久しぶりに驚いたな。
辛さ指定を問われたので中辛を頼んだんですが、これがかなり辛くてね。食べ切るのがギリギリという感じ。辛口だったら多分手をつけられなかったのではないかしら。
ダールも辛かったよなあ。
ただし、それを除けばほかはかなり美味しいものばかりです。マトンカレーも辛いんだけど土台が美味しくできていたので食べ切ってしまったよ。
野菜のタルカリはスパイスの効きが穏やかで和定食の小鉢にしてもいいと感じさせる野菜の旨味。アチャルも上出来の浅漬け具合で実に旨いんです。ほうれん草炒めは薄味で他の料理と合わせてその良さが出てくるという巧みなチューニング。みんないいね、おかず。
チャトニは特筆。アジョワンかしら、甘い香りと独特のクセが鼻を通っていくのが実に面白くて。ああ、おいしいなあ。
好き嫌いもありそうな味ですがこれはいいよなあ。
豆の炒め物をサービスしてくれました。これ、おいしい。シンプルなんだけど、シンプルだから、おいしい。
食後にガジャルハルワの出来たてを出してくれました。いつもだとデザートはマンゴープリンだそうで、この日はたまたま自分で食べたくて作ったんだとか。ありがたく頂戴しました。これがものすごい美味しさでね、たまんなかった。
メニューを見ると、ディドもグンドゥルックもあるのであるよ。バターチキンもナーンもあるけど、バトマスサデコもマスチウラもスクティもあります。ちゃんとしたネパール料理店なのですよ。次回もまたここら辺をチョイスして、辛さ調整の罠に気をつけながら食べに行こうと考えてます。
しかし辛かった(笑)。この土地千葉での住民へのローカライズなのかしら、それとも彼の出身地やコックさんの趣向なのかな。店主になんでこんなに辛いのか聞いてみたいんです。
でもまた必ずくるよ。おいしいから。