ジャンカレーはやっぱりいいな。カレーライスらしさが強いカレーライスがもれなく手に入るから。
カレーですよ。
なにを言っているかわかりづらいやもしれぬど言葉の通りなのであります。カレーライスはカレーライスらしくあれ、そう思うのです。
現世はいまや百花繚乱のカレー戦国時代。もしくはカレーカンブリア爆発。ニッポンのカレーがあらゆる方向に爆発しているビッグバン期だと考えています。その中で忘れてはいけない、ブレてはいけない物差しがある。それがカレーライス。ニッポンのカレーはカレーライスなのですから。これを忘れるとカレーという事象それ自体が崩壊すると思っています。
色々なスタイルがあっていいと思う。しかし、ひと皿で完結して、夢中で食べられる魅力を持っていて、アツアツで、ピリ辛で、力強く腹に一発ドンときて、それで確実に満腹にしてくれる信頼のできるやつ。そういう正しいカレーライスこそいま、求めるべきであるし、思い出すべきだと考えているのです。
「ジャンカレー」
にはどうやらそういう魂が宿っているらしい。そんな気がします。茶色もいいし黄色いカレーもいい。そして、カレーライスがいいのではないか、そう思うんです。
カレーライスがいいじゃないか。