正直にいいます。やられた。たいへんおいしい。間違いなくおいしい。いやあなるほど、お子様用。
カレーですよ。
つまり油少なめで大人カレーよりも余計なことをしていない、ということなんでしょうか。いやこれやけに素直でやけにおいしいカレーです。子供のため、というよりも真面目なものが好きな人向けとでも言い換えることができそうな上出来カレーなのよね。素直でストレートでちゃんとおいしい。
素性がしっかりといいものなのだろうなあ。
「野菜のおいしさが溶け込んだマイルドなカレー お子さまカレー」
と言います。
ハウスギャバンを訪問した時にもらったやつなんですけどね。子供カレーは縁がなかったから面白いなあと思ってたんだけど、ちょっとなめてた。そんなもんじゃなかった。
そして大人のあたしとして、はたと気がつくわけです。これ、辛くしたらおいしいんじゃないか。
これが本当のベーシックで、ここからスタートでなにか好みを乗せていったらいいんじゃないか。ついついそういう余計なことを考えてしまうわけです。そのまんまでおいしいのにね。
うれしいことに冷蔵庫にデリー謹製「ペリペリソース」があるわけですよ。これ、合わせてみると存外な美味しさ。こりゃあちょっと捨ておけない味だぞ。ペリペリソースの辛さと酸味がうまいことベーシックな味のおこさまカレーを引き立ててくれます。ああ〜これはたまらない。大人が夢中になるおこさまカレーの完成だよ。
こういう発見があるからどんなレトルトでも臆せず食べねばいけないんです。いや、勉強になるなあ。
子供用食品、舐めてかかってはいけないんだよ。
それにしてもなんで子供用なのにレトルトの平均内容量180グラムを超える200グラムなんだろう。
二人分とか2回分なのかな。