NIKEのシューズ、すっかりACGしか買わなくなってしまったよ。
もともとACGシリーズはナイキのラインナップのなかで異質なものを感じています。ナイキの中の王道じゃないんだよね。アウトドアフィールドにおけるナイキのブランドバリューは正直強いとは言い難いでしょう。でも、その言い方をライフスタイルという言葉に置き換えると途端に輝きを増す気がするんです。
そうやってACGシリーズばっかり買ってます。
「NIKE ACG Rufus / ルーファス」
もやはり同じく思ってしまうなあ。
そんな ACG = ALL CONDITIONS GEAR のラインのなかでもこれまた少数派のコンフォートシューズ。オリジナルエアモックなどと同じポジションと考えていいものですね。オリジナルは1999年発売、約四半世紀ぶりの復刻ということになりました。
最近のエアモック、3.0や3.5はルーズに履く感じが薄まりオリジナルからの流れとニュアンスが違ってきていると感じています。あのゆるゆるとした感じがいいんだけどなあ。サイズアップでそうなるかというとちょっと違うのよね。
なので、むしろ今回のこの「ルーファス」の方が初代エアモックのコンセプトやイメージに近いものになっているのではないかと思っております。クロッグスのようなEVA一体整形サボのようなものではないコンフォートシューズがACGブランドで手に入るのは大変にありがたいなあ(もちろんカームも好きなんだけどね。ただあれをナイキの名前で出す意義が少し薄いかなあ)。
いわゆるミュールの類と区分できる「ルーファス」。アッパーに美しい天然皮革のスエードを使うことでオリジナルからより都会的な味わいになった感があります。今回選んだのは薄色のサンドベージュ。どんな服にも合わせやすく収まりがいいんです。
黒と深緑のアッパーのものもあるみたいでね。黒は当然即完売。黒もたしかににいい。ソールまで黒っていい。でも黒い靴あんまり履かないんだよなあ。なんかつまんなくて。緑系はこれからの発売。これがいい色でね。ああ〜がまんできるかしら。
アウトソールは変わらずグリップ力高そうなACGらしいラギッドなもの。
サイドはエアではない一連のナイキソールの息吹も感じる厚めソールです。いい感じだぞ。
デザインはミニマル、コンフォートなイメージで、アウトドアでの脱ぎ履きの多いシーンで利便性が高いでしょう。ごはん食べに行った時に畳とかだとうれしいやつです。ACGラインなわけですが、ごりごりアウトドアシーンというよりも都会的なミニマルな着こなしのほうが合わせやすいかもしれないですね。今っぽくキマると思う。
普段ビルケンシュトックなどのクラシックサボ、ミュールを履くファッショニスタのコーディネートを方向転換なしに少しモダンなアップデートができるアイテムじゃないかしら。あたしにもぴったり。これはよい。気に入った。はこう、もったいながってないではこう。