久しぶりに電車でなんとなく。わたしにとっては珍しい貴重な時間。
カレーですよ。
いつでもだいたいクルマで行った先、なんとなく下調べなしのカレーとの出会い、みたいなことが好みなんであります。この日は手元にクルマがない日であったため電車で同じことをしよっかな、と思い立ったのでした。まったく使う用事のない京成電車と東武電車。電車は地下鉄利用がほとんどで、地面を走る電車は新鮮に感じます。そう、特に高架じゃなくて地面を走るやつ。
たどり着いたのは京成船橋駅でした。
15時半、中途半端な時間でやっているお店が少ない時間帯だねえ。大丈夫かな。そんな中で面白いお店を見つけてしまったんですよ。お店の名前は、
「ワンミニッツカレー ランプ」
きれい目新し目の駅ビルコンコースのカレー店、そんな場所でなるほどの「らしい」名前です。駅の食事はスピード優先だもんね。
特段特徴などないのでは、と思って店頭の写真をひと目見て。「あっ!!」と声が出ました。だってこれ、大阪ジェネリックではないか?少なくともビジュアルと付属品でもう間違いなくあれじゃないかと確信したんです。そうだよあれだよこれってあれだ。
が、食べ物は食べねば、味を知らねば言い切れないわけで。さて、券売機で選択。
「ビーフカレー」
としました。ピクルスとドリンク付きで850円。こなれた値段でありがたいね。
さて、やってきたカレーは。
ああ、もうどうにもあれであるよ。ピクルスの小皿まであれで面白くなってしまう。あれだあ。
いざ、食べてみるとなんというのだろうね。あそこから大阪のアクを抜くとこうなる、そんな感想が出ました。まずカレーソース、あっちよりも濃ゆさが控えめ。これはこれで悪くないな。いい意味であれをペンチマークとして少し手前で意図的に止めたという感です。好きな部類に入ります。というよりもおいしいぞこれ。好みです。
キャベツピクルスにも同じような感想を抱いたんだよ。こちらもこの味で全然オーケー。むしろ食べやすいかもしれないな。あそこのピクルスも甘さとスパイス使いににちょいとクセがあるという人がいるんだよね。それちょっとわかる。これもいいです。
季節によってトマトのピクルスがあるらしく、それがけっこうウリになってるみたい。気になりますね、そっちも食べてみたいです。ここは自社の工夫が見られるよね。ちゃんとこだわりが見えました。揚げ物、チーズなどのトッピングなどできるのでハイブリッドな感覚もあります。あっちにはないのでますますおもしろい。色々研究してありますね。
そういう「おもしろさ」は置いておいて、カレーとしてちゃんと美味しいです。一番大事なところです。これはいいと思うな。ビーフが辛口ということで食べたわけですがピリ辛という感。チキンはもう少し辛さが下がる様子。カレーソースが違うのか、それとも辛さ調整のみか。もう一度食べてみたいね。
お店の店員さんが親切だったよ。うれしかったです。1分で出すというお店の看板を気にしてか少々緊張感があるんですが、中間の時間帯もあってかわたしの耳のことを気にして対応してくださった。ありがたいです。
気になるメニューや組み合わせもあるのでまた立ち寄りたいですね。