きたね、2回め。すげえなあ。翌年も継続か。2回めきたかあ。
カレーですよ。
去年のラーメンも大変おもしろかったんです。今回は良い意味で少し落ち着いた感じに思えました。前回、実に実に画期的でした。カレーの個人店をピックアップしてのラーメンチェーンでのコラボレーション。色々な可能性を見せてくれました。
やってくれます、
「らあめん花月嵐」
さん。大久保「魯珈」とのコラボレーションの話しです。その名も、
「SPICY MISO RAMEN 魯珈」
ときたよ。
味噌できたか、そうかあ。うれしいなあ。味噌ラーメン好きだからさ。
なんとなく味噌ラーメンって疎まれる空気をたまに感じる時があるんです。でもわたしは好き。好きったら好き。
このコラボレーションメニュー、例えるなら前回はカレーのプロフェッショナルとしての齋藤店主の強い個性が前に出た感じ。意図して肩に力をがっちり入れてスパイスラーメンというジャンルに分け入る意志、決意のようなものを見せられた感が強くありました。
今回は「齋藤店主」ではなく「ラーメンマニア・齋藤絵理さん」が味噌ラーメンらしさをはみ出さないように慎重に好みの味を錬成し、尚且つそこに自分の本業をふわりとのせてやった感。どちらもいい、いいねえ。どちらもプロの仕事だよ。これらをまとめ上げ、セントラルキッチンで完成させた「らあめん花月嵐」の担当者にも敬意を表したいものです。
さて、ラーメンだよ。伸びないうちにいっとかねば。
スープは濃厚に仕上げた札幌味噌ラーメン系に齋藤店主オリジナルのスパイスを添わせてあります。過剰にならずにまとまりあるスパイス使いでちゃんと味噌ラーメンの範囲に収まっているのが巧み。
こういうコラボレーションはさ、どっちが主でどっちが従なのかを明確にしておかないと失敗すると思ってます。あくまでラーメン。そこのブレが出たら終了。これは、間違いなくラーメン。齋藤店主のラヲタぶりがちゃんと形になってて安心感があります。スパイスの効果かスープが重く感じられないな、という感想も出てきたよ。平打ち麺の使用は味噌ラーメンとしては珍しいのだとか。おうなんだ?スープをよく拾ってくれます。いいね、いい。
そして、
「ROKA キーマカレー弐(ツー)」
ももちろん頼んであるぞ。
キーマ、割とストレートな感じで主張強くならないチューニングと感じます。ただ、ここにラーメンのスープを入れてやると途端にキャラクターが豹変。うまうまの、でもカレーとはちょっと違うおじやになってこれがさ、たまらない。
前回同様、「激辛壺ニラもやし」トッピングはサイコーなので必須です。ゆめゆめ忘れるべからず。
合わせるのはごはんでもラーメンでもいいよ。
今回も店頭で黄色い幟が翻っています。町のあちこちに「魯珈」のフラッグ。胸熱であるぞ。
大きく「魯珈」と書いた文字が風に舞っていました。感慨深い。