なんと売り切れ、ごはん炊き中。幡ヶ谷のレジェンド店での出来事です。これはチャンス。ピンチではなくチャンス。それはなんなのか、何がチャンスなのか。
カレーですよ。
どうしても幡ヶ谷に来るとハタガヤレジェンドカレーライス「スパイス」に行ってしまうわけですよ。というよりさっきクルマでで甲州街道、山手通りのアンダーパスをくぐってたんだが気がついたら「スパイス」の壁際の席に座っていて手元にはエッグ入りポークチキンが置いてあった。なにを言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった、的な。
幡ヶ谷の、「カレーの店 スパイス」はわたしにとってそういう場所です。それはもうね、仕方がないことなの。あのカレーは30代のわたしの体と心をだいたいほとんど作ってくれたカレーだから。ミトコンドリアレベルで細胞に組み込まれてしまっているので致し方なし。そういうことです。
それで、「スパイス」に行くとカレー売り切れ、ごはん炊き中、30分待ち。うむ、こんなチャンスは滅多にないな。よし、ご飯を炊き上がるのを待つ間にカレーを食べておこう、、、ってこれはひとつ前に書いたはず。それでとにかく向かうは、
「ウミネコカレー」
久しぶりになってしまったなあ。
ウミネコカレー、やっぱりしみじみといいんです。いいカレーを出してくれるなあ、と感激しきり。そうだよね、これだよこれ。
「2種盛りセット」
を注文です。
ひよこ豆のカレーはカシューナッツと玉ねぎが甘く優しくひよこ豆がホクホクとして大変なおいしさ。
ひよこ豆のカレーと聞くとインド料理を思い出すわけですが、インド料理をベースに持ちつつ古里店主の穏やかさ、包容力が出た感じ。ほんとうにいいなあ。豆カレーで好きなのは飯田橋の「咖喱人」のとここ。間違いがないです。
ポークカレーは土台になっているのがポークビンダルー。
辛く仕立ててあるんですがその辛さに意地悪さがないのです。トマトとワインビネガーの酸っぱさが爽やかで、しかし行きすぎておらずバランスがいい。いいなあ。こちらも土台に穏やかで自然な甘さがあります。タマネギ仕事の誠実さが出ているのではなかろうか。そんなふうに思ってます。
ドレッシングも特筆でね、販売もしている様子。幡ヶ谷・笹塚はドレッシング天国なのであるぞ。カリヒオ、しってた?
あ、お会計の時にステッカー買ったよ。だいすきなイラストレーターの「オカタオカ」さんのやつ。うれしいな。