揚げ物が台所にあったのです。わたしが昨晩胃痛で食べられなかったやつだなこれ。さいわいおなかは復活。ランチは家ごはん、これを活かそう。
カレーですよ。
お部屋ののレトルト本棚からアジフライとコロッケ似合いそうなカレーを探します。
えーと、、、ああ、これだ。これがぴったりなはずだぞ。一条もんこさん監修、36房謹製のすごいおうちカレーであるよ。その名も
「あしたのカレー」
です。
カレー研究家の一条もんこさんが手掛けた、36チャンバーズオブスパイスの製品。とても素直な、カレーライスとして真面目な味でね。実はこういうものが手に入りそうで手にはいらないんだな。
甘く奥行き深いだしの旨味を感じるジャパニーズクラシックカレーライスです。日本のスタンダードカレーライスをもう一度見直して再構築をしたものだと思っています。わたしはそう捉えているよ。そういうものを作ろう、まず一番初めに土台、足場を固めよう。そういう意志を感じます。一条もんこレトルトカレー第一弾だからね。この土台の上に骨太のいろいろなものを組んでいく訳です。
やりたかったことがよくわかる。
パッケージのレイアウトやデザインもパロディじゃなくてリスペクトであるし、味は言わずもがな。追いついてやろう、追い越してやろうという意思が見て取れます。
大きめのカットの野菜も懐かしき正しいカレーライススタイル。カレーソースは穏やかさとうまみの二本立てでね。これはまちがいなく日本の料理。完成度が高い良いものです。ボンカレーやククレカレーに挑み、なおかつ超えようともがいているのが素晴らしい。
だいたいにおいてこういうカレーが袋から出てくるというのは稀有、老練な主婦の鍋の中か古い洋食店の鍋の中か、と相場が決まっているからね。そういうものを袋に詰めたんです。だから揚げ物に負けないし、相性がいい。実はこんなのなかなかない。
そしてわたしは去年、こういうものに立ち返っている感があったんです。間違いなく、今は亡き小野員裕さんのせいでもあるな。
追記
スペシャルパッケージ、もんこさんなんかいろっぽい(笑)。いいな。いいと思う。