画期的なことが起こったのです。もしかすると来るかなあ、とか。この流れ、あるんじゃないかなあ、という事情が現実に。なんということだ。
カレーですよ。
ついに、であるよ。ニッポンにも「◯FC」がやってきたんであるよ。驚くべきことでもあり、しかしいつかは、とも思っていました。移民の増加とコミュニティーの多様化。必然の流れを感じているのです。
インドとその周辺国を旅する人なら誰もが、いや、言い過ぎかしら。幾らかの人が知っている、「◯FC」。◯の中はAからZまで全部あるんじゃないかというくらいバリエーションがあるのです。もちろん皆さんがご存知のやつは「KFC」。ケンタッキーフライドチキン。全世界にあります。そこからのインスパイアード、ということかしら。
わたしはスリランカで「◯FC」も本家もどちらも見かけたよ。本家では美味しいフライドライスが食べられました。いわゆるプラオだよね。
話しは戻って、たとえば◯の中にMが入ってムンバイフライドチキンとか、Dが入ってデリーフライドチキンとか。コルカタはちょっと困ったことにKFCになってしまうな。もちろん地名を入れるだけではないわけですが。
そんな「◯FC」、江戸川、西葛西に舞い降りたのは、
「HFC」
ハラールフライドチキンでありました。いやちがった、ハビビフライドチキン。なるほど、そうきたか。あれ、ハビビはうちの近所の4丁目団地のハビビかな。聞けばよかった、聞き忘れたぞ。
メニューには当然の如くのフライドチキン。しかし様子が違うんです。クリスピーフライドチキン。これが多分わたしたちが思うスタンダードフライドチキンじゃないかしら。そしてローストチキン。こらはお肉屋さん的アプローチかな。ハビビチキンはなんだろうか。アラビア語らしいです。
そんな中から、
「シャミケバブバーガーセット」
を注文。飲み物はコーラを選びました。コーラは350mlの缶でそのまま提供。ストローがつくのがらしさ感じます。
さて、メインディッシュ。ポテトがけっこうな量やってきたよ。トマトケチャップも付属。うれしい。おなかいっぱい確定だな。
シャミカバブバーガー、縦長のバンズです。バーガーだけどサンドイッチっぽいね。これまた結構。シャミカバブは豆ハンバーグ的なもののこと。いろいろスタイルはあるようで肉が入ったり入らなかったり。豆や肉を柔らかく煮てすりつぶしたものを整形して焼き目をつける、というものです。それが挟んであるんだよ。
キャベツスライスと超薄焼きの卵もはいっていました。はじめは「あれ、チーズバーガーかな」があって「いやちがう。あっ、たまごか」のおもしろさ。なかなかにいい感じです。きちんとスパイシーでパサパサしてなくて旨いなあ。これはいい。パンも少し焼いてあって、香ばしくなっているのが好ましいです。
ほかにもレギュラーのハンバーガーやフライドチキン類、ファストフードショップなのにプラオがあってこれもアジアンスタンダードな感じ。いいじゃない。
お店は開いたばかりの様子でまだ開店記念の花が窓辺にあったりしました。モダンでなかなかにカッコいい店内も印象いいですね。普段使いできるスタイリッシュなお店だな。
そうそう、窓の向こう、道路をはさんだ向かいの団地にはインド系と中華系の食材店が3店ほど並びます。このお店の並びにはインドの軽食店もあるしね。元レカの物件だ。元カレじゃないよ。
どの店も、団地の中。さすがの西葛西であります。