隣のボンゴバザールを覗いていて腹が減ったのであります。ボンゴバザールにたどり着く前からけっこうハラヘリであったのだ。
カレーですよ。
ビリヤニとかお弁当買ったんだけどね。ランチはそれとは別に食べようかと思ってました。スーパーを出て「カラチの空」へ行こうと思っていたのです。が、となりに「ボンゴカレー」があるのよね。
いやね、ボンゴバザールに入る前にのぞいたんだけど電気が暗くてやっていないと思ったのです。が、もういっかいよく見ると営業中。おお、よしよし。これ幸いと券売機の前へ走り寄りました。ちょっとひさしぶりの、
「ボンゴカレー」
セット券を購入してそののちカレーの種類を申告することになっていたんですよ。ダールかベジか、と思っていると「チキン、バターチキン、マトンしかない」と言われる。えー、そうなのか。先にってよお。まあ、仕方なし。腹減ってるしね、肉食うか。マトンとしました。
うちの奥さんが「チキン」を選んだんですが出てきたのは間違いようもなく「バターチキン」。だってさ、こんなにオレンジでこんなにバターチキン。ありゃりゃ、、「これ、バターチキンだよね?チキンの方頼んだんだけど」というと「これがチキン」と言い張るんですよ(笑)そんじゃバターチキンはもっとバターなのか、など思いつつまあ仕方がないと食べることに。
マトンカレーは悪くないな。バターチキンも味見をすると標準的なものでした。これも悪くない。わたしはなんかきょうは下世話なものがいいぞと思ってチーズナンを頼んだんですがちょいとパンチが足りない感じであったかな。もしくははちみつ欲しかったなあ。
食べ終わってラッシーを飲んでいると「もう閉める」とホールのにいちゃん(笑)
奥さん、慌ててラッシーをごくんごくん飲み干します。彼女がトイレに立っている間、ホールの日本語がもう一つのにいちゃんにずっと見られていたよ(笑)まあ、よくあるね。いや、昔はよくあったよね。最近はこういう感じにあたってなかったなあ。わたしもトイレに行くかと思ったんですがやめておいたよ。奥さんがずっと見られてるの可哀想だもんね。
うむ、久しぶりにこういう店に当たったなあ、と面白く思いました。昔はこんなだったよねえ。注文と違うものが出てきて日本語があまりできない店員さんとすったもんだしたり、それでコックが怒ったり、高圧的なオーナーが出てきたり(笑)。あの頃を思い出して面白かった。あれはあれで非日常をカレー店に求めるあたしとしてはちょいとしたレジャー、アトラクションだったからなあ。
ここははボンゴバザールのファクトリーであまり客が来ることを想定していないのかもしれないなあ。おとなしく「ボンゴバザール」でカレーとビリヤニを持ち帰りするのがよかろうね。
うん、なんか思い出した。ニッポンのインドカレー(インド料理でもインネパでもなかった30年前のことね/笑)はそんなだったよね。そうだった。あの頃は楽しかった。