錦糸町。錦糸町に用事で行くのではなく、あのお店でカレーを食べるために錦糸町に行くことが多い、と自分で気がつきました。
カレーですよ。
ちょっと追随できる店がないんじゃないか、というくらい気に入っているんですよね。それくらいおいしくていわゆるニッポンにあるインド料理のレストランの味とちょっと違う方向性を見せてくれていて、しかもきっちりと美味しいお店。ちゃんと日本の食材を昇華させて南インドの料理に仕立ててあります。
南インド料理のランチブッフェでお馴染みの、
「ヴェヌス サウスインディアンダイニング」
です。
ランチのブッフェ、南インドの料理がどうにもおいしくてね。とにかくそのレベルが高く、おいしいしお腹にキツくないんです。キツくないからいっぱい食べられる。いっぱい食べると楽しい。そういう良いサイクルがあるんだよ。
ほかのお店でなかなかこういう感じにならないんだよなあ。
店内の雰囲気もかなりいいのです。現地のキャンティーンそのものといった青い壁がアクセントになっていてなかなかに良いんだよね、快適なんです。
この日はスペシャルデイでありましょうか、ビリヤニがあったよ。。こりゃうれしい。
ほうれん草クートゥ
不思議なんですが、食感や香りの中にほうれん草の味噌汁なんかに近いものを感じるんです。豆の香ばしさ=味噌想起、かもしれないなあ。ナスがまた風味を和風へ引っ張るんですよ。きちんとスパイス遣いもあり、インドの料理なのはわかってるんですが、どうしても味噌汁を思い出しちゃう。すごくおもしろい。
エッグカレー
カシューナッツ&クリームグレイヴィではなくココナッツとトマト、かな。それともビネガー、もしくはタマリンドかしら。酸っぱい仕上げの卵カレーでたしかに南インド風に感じます。超ハードボイルドなゆで卵の黄身をグレイヴィに溶いてやると食感に粘りと奥行きが出て楽しいんだな。これもいいもの。
カボチャラジママサラ
かぼちゃと金時豆が甘くてねっとりで実にいいんですこれ。グレイヴィはあまじょっぱでちょい苦なのもよくあっている。こういうほのかに甘さ要素が入るものは好みなのでうれしい。
3種のカレーがどれも向きが違っていて、しかし並べて食べるとそれぞれを補完したりバランスを取っていたりという構成になっていることに舌を巻きます。さすが混ぜて食べるスタイルの国の料理だねえ。その中でもヴェヌゴパールシェフは特別の腕とセンスを持ってるってわけです。
チキンビリヤニはスタンダードなビリヤニ。過剰ではない旨みとぱらりと仕上がる長粒米にしみた旨みの幸せがあります。華美ではなく繊細すぎもしないのだな。こういうのがとてもいいんです。カレー類との相性も良く、少しかけてやって混ぜ食べるのも楽しいしね。
今日も腹パンと相成りました。外は暑いけど自転車を漕いで少し汗をかかなくちゃね。
入れた分を減らさねば。