
先日。神田駿河台下の小川広場にて「神田カレーグランプリ決定戦2025」開催でした。大変な盛況でありました。
カレーですよ。
その会場でまずは1日目の11月1日、ぶらり下見とネタ仕込みをしてきまして。そして2日目、11月2日。今年のグランプリの決定があり、当日16時からの「カレー偏愛家によるトークショー」にてカレーの皆さんと一緒に登壇をしてきたのです。なかなかに楽しい時間だったなあ。
https://kanda-curry.com/グランプリ決定戦2025/
過酷極まる審査でした(笑)。いや、本当に。

味見を20店舗分。ひとくちでもスプーン20さじという事でもうえらい事。しかもどの店も美味しいし、だから「えーっと、あそこのお店のあれはもう一回食べてこっちと比較しよう」とかやってるとたちまちお腹のキャパシティを越えてきます。ウヒャヒャ。幸せだけどえらいこっちゃ。
それで、その前日に下見とネタ仕込みののパトロール。うーん、食べたい!となって
「スパイス欧風カレー PAIKAJI」
にてカレーを実食してきたのです。

これがやはり忖度なしの美味しさでね。わかっているつもりでも一回ずつ驚かされるよなあ。そういう味でした。
「オリオンビールで煮込んだラフテーカレー」
という名前の看板で勝負に打って出た「スパイス欧風カレー PAIKAJI」さん。南の島ルーツのこのお店のスタイルです。こにくらしくも抵抗できないそんなバックボーンを使ってすごいのを仕込んでらっしゃったんです。「オリオンビールで煮込んだラフテー」。いやコレまったく最高だと頷かざるを得ないブツ。

まずカレーソースだけ掬い上げて味わいます。小さくプチプチと舌に感じるスパイスの感触。前に出る爽やかな酸味とその後ろにある奥行き感じる旨み。うう〜ん、口中に残る香りの記憶がなんだか素晴らしい。正直に正直に口を突いた感想が「なんでお祭りでコレだすのよ!すごすぎだから!」そう言いたくなるような完成度でした。とんでもないものをだしてきたよなあ。ヒハツからなのか、この良い香り。香りの良さはトップクラスです。
ラフテーがまたものすごいの。ちょっと気絶しそうな味なのです。味わおうとするそばから舌の上で溶けて無くなってしまうの。いったいどうすればいいのかこれは。なんだコレは。

そして「神田カレーグランプリ決定戦2025」ではご存じの結果です。初出場でマイスター賞をかっさらった「スパイス欧風カレー PAIKAJI」。
「神田カレーグランプリ決定戦2025」の2日間は終わりましたが、まだまだスタンプラリーが続いているしね。それも兼ねてあの腕前を市ヶ谷に確かめに行くべきです。すごいんだから。
