;)
;)
「ボンゴバザール」でお米が安いという報を受け、われわれ（わたしと奥さん）生活防衛隊はボンゴバザールに向かったのであります。そして見事10キロ x 2、入手であるよ。
カレーですよ。
それで、いつもだとこんな日は「ボンゴバザール」でビリヤニを買うルーティンになるわけですが、たまにはそれから外れてみようと思ったのです。買い物終わったけどもう少しぶらぶらする予定。それでは、と昼メシの行き先を考えるわけです。
近隣なら少し都内寄りに戻って ヤシオスタン。ジャベイドさんとこの「カラチの空」にするか「アルカラム」にするか。それともラムザン社長のところ「シディク ナショナル マート & ハラール屋台村」へ行くか。どこもいいよなあ。
そんなことを考えたんですが、今日は野田へ足を伸ばすことにしました。少しクルマを走らせたかったから。野田だと「メヘマンサライ」がまだ行っていなかったなあ。とはいえ色々と種類を食べたかったのもあってブッフェをやっている２店に絞ります。「ネオパキスタン」にするか、「ハンディ」か。結局一番久しぶりの
「ハンディ」
としました。「ハンディ」、いいよなあ。相変わらず異国の空気に満ちています。今でこそこういうお店も他になくはないという2025年ではありますが、なんというのだろう、「ハンディ」はちがうんだよねえ。お店に入るとまるでフィルムカメラで撮った写真とおなじような色の空気が流れているのです。うーん、伝わるかなあ。
たとえば外国人の友人のところに遊びに行った時に古いクッキーの缶から引っ張り出した昔の紙焼き写真を見せてくれた時に感じるものと同じ空気感をここでは感じるし、呼吸ができると思っているんです。昔のバックパッキングの連中が出した紙の本のような感触、とでも言いましょうか。当時の大阪万博特集の古い雑誌の写真のような、なんてたとえもできそうだな。
とにかく不思議な外国のノスタルジーのようなものが濃厚に漂っています。多分わたしの思いすぎというところもあろうけれど、ね。
そんな「ハンディ」でランチブッフェ。カレー3種とバスマティライス、ジャポニカ米、マンゴープリンがブッフェテーブルにあり、サラダとナーンはウェイターが持ってきてくれます。そんな感じ。お店のSNSを見るとこの日の料理は以下の内容でした。
12/16(火)のランチバイキング¥940は、
・チキン・マッシュルーム/シメジとチキンのカレー・マサルダール/皮付きレンズ豆のカレー
・アルアンダ/ジャガイモとゆで卵のカレー・デザート/マンゴーカスタード
12/16(火)のスペシャルカレー¥1100は、
・キーマメティ/ハーブ入マトン挽肉カレー・ムラグ・スルタニ/ヨーグルトとサフラン入鶏カレー
・チェティナード・マトンカレー/カレーリーフ入マトンカレー
・アルマタープラオ&シャミティッキ/男爵とグリンピースの炊込みご飯とマトンとレンズ豆のミニバーグ
スペシャルカレーの方はブッフェではなくおかわりなしのセットです。隣のお客さんが注文していたアルマタープラオがやけにうまそうだったなあ。そっちでもよかったかなあ。
さてと、自分のお皿。
チキン・マッシュルームはなかなかによかったです。トマトベースで上手にトマトの酸味が生かしてある軽やかなもの。しめじの茎なんかをこれまた上手く使っており、食感がとてもいいんですよ。これ、旨いなあ。
マサルダールはマスールダールかな（レンズ豆）。SNSではマサルダールの表記になっていたんですが、この色はムングダール（緑豆）だね。変更になったのでしょう。濃い目で複雑な味でこれまたいい、おいしい。結構辛く決めてあってそれもよかったな。
アルアンダはアルー（じゃがいも）アンダー（ゆで卵）。卵のカレーです。好みなんであります。いや、なんかどうにもゆで卵入りのインド亜大陸周辺料理が好きでねえ。これはさらさらに仕上げたグレイヴィ。好みで言うとパンジャーブとかのカシューナッツ仕立てのやつが好きなんでありますが、これはスッキリ目のマサラでこっちもいいなあ。
どの料理も味がちゃんと違う向きを向いていて、合わせて食べるとリズムが出る感じがあります。ナーンもよかったな。例によってカレーには合わせずサラダを挟んだりね。あと、デザートのマンゴーカスタードをべったり塗りたくって食べるわけですよ。菓子パンであるよ。これがたまらないのです。うーん、こりゃいい。
おかわりは全種（好みで量の調整はしたけど）を2まわり。ナーンはやめておいたよ。2回転めでバスマティライスからジャポニカ米にチェンジ。この日の料理にはジャポニカ米のほうがよくマッチすると感じました。ここらへんはね、こだわってインド亜大陸周辺標準にはせずに、自分の舌と感性で美味しいもの、合うもののチョイスをするべきだと思っています。もう昔みたいなああいう時代じゃないから、自由にね。
満足感、大きいなあ。腹も大きくでっぱったなあ。
