カレーですよ5637(土浦・荒川沖 パヤオ屋台)2025年カレー納めはタイカレー。

2025年、最後のカレーであります。最近ではカレーにこだわりすぎないように意識してコントロールしているところもあります。

 

 

カレーですよ。

 

 

それはつまり、他の料理も食べて外側からカレーへアプローチしたいと思っているから。そういうのを知らないと見えてこないものもあるでしょう。でもまあしかし、やっぱり選んじゃうのがカレーなのよね。

年末はだいたい浅草にいるんです。去年まではそうだった。浅草でうすらぼんやりと浅草寺の境内を歩き、まだ初詣の準備で賑やかな建てかけの屋台の列を縫いながら「カレー、どうしよっかな」なぞ考えるわけです。そんな感じが多かったな。

今年は何故だかつくばにいました。ロケットを見ようと思ったから。深い意味はないです。ご存知の通り相変わらず行き当たりばったりなので、筑波宇宙センターに行くも当然休み、それは予想していました。H-IIロケットがどこにあったかなあ、と思い出せずでね。外から見える気がしてたんだけど。割と施設の門を入って奥の方に横たわっているのでよく見えなかったなあ。まあ、それはいいのです。

 

カレー、どうするかと考えたんですが、どうも探しても探してもインドカレーばかり。昨今の日本の地方の様相はけっこうこの感じが多いんです。茨城はその中にぽつぽつとスリランカレストランがある感じかな。ああそうか、そうだ、ここらへん茨城筑波界隈ははタイ料理のお店も多いじゃないか。年末のタイカレーと洒落込もう。今年はタイカレーで締めよう。そう決めました。

 

「パヤオ屋台」

 

という名のタイ料理店にやってきたんです。いい店に当たったよ。

パヤオさんが1人でやっているお店です。感じのいい笑顔の穏やかな店主、パヤオさん。優しく丁寧に接してくれます。この日は彼1人だった様子でキッチンもホールもおひとりでやってらっしゃる。店内はこじんまりとした空間。小さなカラオケ機材などもあるようで、壁にあるhappy birthdayのロゴの風船がパーティーオーケーのメニューの文字とリンクします。さて、なにを食べようかな。メニューはなかなかの充実ぶり。ゲーンはゲーンキヤオワーンとゲーンペッが並びます。

おや、パップリックゲーンなんてあるんだね。これあれか、パネーンムーということでよろしいか。ではこれください。

 

「パップリックゲーン」

 

にします。パッ(炒め)プリック(唐辛子)ゲーン(汁物/いわゆるタイカレーなど)というわけで、年末は辛いもので締めとしましょうか。

やってきた「パップリックゲーン」はひと目見て「とても丁寧」という印象。

 

とりあえずはテーブルにあった「クルワンポーン」のプリックナンプラー(唐辛子ナンプラー漬け)、ナムターン(砂糖)、ナムソム(酢)プリックポン(唐辛子クラッシュ)からプリックナンプラーをタイ人がヒクほどかけます。もーこれだけでごはん3杯いけるってば。大好きプリックナンプラー!

まずなにが真面目かっていうと、別添えになっているカイダーオが真面目。別添えで気遣いって感じですか。かしこまった並びのカービングきゅうりもいいしね。型抜きのご飯もそれを整然と並べた白い皿の中の世界観も生真面目な空気です。期待が高まるなあ。いいんじゃないかなあ。

まずはゲーンジュー、ああ、おいしい。タイのコンソメスープ的立ち位置です。しみじみするなあ。散らしてあるパクチーで個性が出てますね。サラダのドレッシングは甘めの玉ねぎ系でこれも好み。甘め、タイ人好みでもあると感じます。いい、いい、好きな感じ。

さて「パップリックゲーン」だよ。これがかなりいいものだったんです。しっかり辛くてどくどくと汗をかかされる調味。強く辛いんだけど旨辛で食べられないほどではないというバランスがニクイ。そこにカイダーオ、目玉焼きの半熟汁を混ぜてやって少しエッヂを削いでやればますます旨辛に。いいねえ、おいしいねえ。

豚バラたっぷりでインゲンとピーマンが香りと食感で良いアクセントを作ります。豚肉とピーマンのレッドカレー炒めという風情。これ、いいなあ。こってりと粘度高いのは日本人ウケしそうです。そういうカレーがスキだからね、わたしたち日本人は。

これは満足感が高いセットだわ。

年末の少しランチをはずした時間帯。パヤオさんがゆっくりと調理してくれた「パップリックゲーン」をゆっくり味わって、最後に出てきたデザートまでしっかりおいしくて楽しくて、これで1050円は破格だな。

ランチから外れた閉店時間近くにゆっくりと食べて、外に出れば日差しの力がもう弱くなっています。穏やかな良い年末になったな。