カレーですよ5639(潮見 ダージリンスパイス)豚骨ラーメンとインドカレーの特殊カレーポイントでカツカレー。

いついってもちょっとメニューが狂ってて(ほめてる)なんか愛おしいお店があります。こういうお店がこんな難しい時代にがっちり地域に根を張って生き残るんだ。なるほどいいお店なのだな、と感心します。

 

 

カレーですよ。

 

 

そのお店、JR京葉線潮見駅にあります。潮見駅を知らない人はまだ多いかもしれないな。埋立地、という言い方もふくるなりました。江東区の8号埋立地に位置する駅。現在は高層マンションとホテルが並び、ベッドタウン化しているように見えるのですが、印刷工場などの集中する準工業地域、運河沿いの造船所や鉄工所、倉庫なども同じくあってちょっと不思議な場所に感じます。歴史を見ていくと面白いんだよ。蟻の町で調べるといい。

実はここ、塩見と新木場はわたしの部屋からクルマで15分ほど。公共交通機関ではたどり着くのかつかぬのか、の遠回りを強いられる場所なんですが、クルマだと割と便利で近い場所なんであります。そして特殊カレーポイントでもあるのだよ。

新木場もあまりこれといった施設がない場所。材木関係の会社と運送業、倉庫などが多いですね。民家はなしといってさしつかいなかろうなあ。そんな場所でありますが、駅にカレーショップC&Cがあるのです。改札の真向かいにあって電車利用でなくても食べられるありがたい場所。たまにC&C欲が止まらない時に急ぎ使っております。

そして潮見駅の駅前には異能のカレー店、

 

「ダージリンスパイス」

 

があるんだよ。深夜までやっているスーパーマーケットが駅前にあるんですが、そのスーパーに併設される形でインドレストランが営業しています。入り口はスーパーとは分かれており別の店風なんですが、作りが面白い。スーパーの店内へ抜ける道はないんです。が、スーパーと繋がっているんだよ。

空間を共有しているという言い方がいいかもしれないな。1階は入り口と小さなカウンター席、それにオーダーを受けるレジカウンター。2階席のあるマクドナルドを思い出すとちょうど当てはまるかも。あんな感じです。ね、写真、そんな感じでしょ。

それで、2階。メインの客席となるわけですだが、スーパーマーケットの売り場上空に張り出している感があるんです。スーパーの売り場を見下ろせるのよ。仕切りもガラスもなく、カウンターの下を覗くと売り場の全景が眺められるんです。だからなんだという話もあるけど(笑)、シチュエーションとして面白いでしょ。カウンター席に座るとスーパーマーケットの売り場を見下ろしながら食べることができるんです。色々とクセが強いなあ。

さてメニュー。メニューもクセが強いんです。いわゆるインネパ極まりしラインアップ。いい意味で節操がなく、どうにも愛おしいんだなこれが。わたしが好きなタイプのお店です。まず入口の看板で混乱します。

インドレストラン、カレー専門店とあります。これは普通。そんでその上にカシミールカレーとあって欧風カレーの文字もある。なんだなんだ?カレーに詳しい人間ほど混乱が大きいと思うぞこれ。上野、柏系ではないですね、純粋インネパ。インネパに純粋ってのも変な言葉だな。

看板はもう1枚あって「豚吉」という屋号がみえます。にんにくいれますか、ともあります。アレだな、あのラーメンだな。それが同居しています。宗教もへったくれもないわけですよ。「カレー専門店 ダージリンスパイス」内に「豚吉」が併設されているという体なんですが同じ厨房で何でもかんでもどんどん作る感じと言っていいでしょう。バイタリティってものがすごいな。

インド料理系カレーとラーメンが同じテーブルで食べられるここで、きょうはカツカレーを食べようと思ってやってきました。なんでもあるのだよ。近隣のホテルにやってくるインバウンド外国人は大喜びのはず。もちろんムスリムの人を除く、です。

さて、カレーだ。

 

「チキンカツカレー」

 

を注文します。

色々と予想をしてきたんですが、やっぱり予想的中。見てくれはまさに正しきカツカレー。ちゃんと真っ赤な福神漬けがのっかっています。しかもキャベツ刻みつき。金沢系もかくやのビジュアルであるぞ。もちろんここは敬意をもって混ぜて食べるべき。

しかしグレイヴィはトマトクリーム系、つまりバターチキンカレーのグレイヴィなんであるよ。よしよしやっぱりそうきたか。しかもこれ意外といいの。チキンカツの仕上がりも上々、なかなか旨いんです。バターチキン(チキンなし)チキンカツカレーであるぞ。チキンと3回言ってしまったよ。カレーソースにチキンが入らない、チキンカツのせカレーということですね。

カレーは述べた通りで誰もが好きな味の落とし所です。それはつまりオーセンティックカレーライスウィズチキンカットレット=ジャパニーズカツカレーと同等のパワーを持つということ。これはあれだ、もう日本に来て30年経つフランス人がおじいちゃんに「外人さんだけど日本語が上手だねえ」なんていわれて「いやでもあたし10年前に帰化してるしあなたの同胞よ」みたいな話し。え、ちがうって?

メニューを工夫して日本人にウケのいいミクスチャーをどんどん考えだしていくのはネパールのコックさんたちのセンスと腕前。尊敬に値するものです。そしてお客たちはおよそインド料理なんぞ嗜好しなそうな客ばかり(イイ/笑)。ラーメンをすするもの、マクドナルドがわりに使う若者、インバウンドの声の大きい外人、実に面白い。イイなあ、混沌があるなあ。

やっぱり変な店だなあ(ほめてる/お気に入り)。