
なんか昼からすごいご馳走を食べてしまった感がありました。たまたまそんなメニューに当たったという感じですが、久しぶりの肉肉の肉中心カレーだったなあ。
カレーですよ。
カレーは肉。そんなイメージを持つ人が今だに大多数を占める2026年です。ちょっと信じられない!とも思うんですが、都市部以外を念頭に置くとやっぱりカレーで肉を摂取、というかカレーに肉入ってないでどうすんだよ、とか「きょうはなにカレー?」と聞かれた時に、ビーフ、ポーク、チキンと肉の種類が単語の頭につかないと否定されるようなイメージは未だ払拭できていないのが現実です。由々しき問題であるぞ。
まあそれはさておき。
仕事で新川・八丁堀あたりにいました。ちょっと、いや、大いに気持ちを入れて取り組みたい仕事で頭がいっぱいになりました。頑張らねばね。業界の中にうねりを作るような仕事だぞ。

で、カレー。界隈、名店揃いです。10分ちょっと歩くつもりがあれば選べる範囲が大きく広がります。まずはやっぱり「新川デリー」を思い出すでしょ。浅野シェフはお元気かしら。「カリーシュダ」もあるね。あ、屋号変わったんだっけ。「ジャパニーズ スパイス カリー ワッカ」も圏内です。三浦シェフの活躍ぶりは目を見張るものがあります。息子さんたちもすごい伸びしろを持ってて「ああ、こういう子達をサラブレッドとよぶのだな」など思ったり。

あ、そうだ。そういえば築地から移転して随分経っているはずだけど長らく来れなかったあのお店。あそこもここらへんだったっけ。
「レストラン ピラミッド」
に行ってみよう。ドイツカレーであるよ。国内唯一無二、なんではないかしら。

あえていうなら雑司ヶ谷の「カリー・ザ・ハードコア」も少しドイツの血が入っているかもしれないね。そもそもドイツにカレーはないんです。カリーブルストはあるけど。学生時代は新宿の「クライネヒュッテ」によくランチを食べに行ったなあ。そんなとりとめないどうでもいいことを考えながらの移転後初訪問。八丁堀ではもう4年ほど営業してらっしゃるはずです。

たどり着くといきなり看板の「今週のカレー」のPOPが目に飛び込んできたよ。本当は定番の「ソーセージカレー」あたりを食べるか、と思っていたんですが。
「豚角煮&クリームチーズ どっちつかずのいぶりがっこカレー」
という強力かつちょっとよくわからないカレーの名前。もう他のメニューが頭に入ってこないぞ。週替わりで年一回のカレーとありました。そうか、それはつまり今週を逃すと1年後、というわけか。もう逃れられないな。券売機で「今週のカレー」のボタンを迷わず押しました。


以前の地下と打って変わって中二階という感じの立地に窓が大きく取られていて明るく心地が良い店内。長く営業してらっしゃる店特有のこなれた空気感が心地いいのです。壁のPOPや置いてある雑貨などにそういうものが滲み出ます。
カレー、やって来たよ。さてカレーの時間だ。

おお、金属ココットで熱せられたカレーと別皿ごはん。いいね、別皿ってなんだか価値とか質が上がる気がするんだよね。ただお皿を分けるだけじゃ特別感は出ないのです。熱々のココットにデカ肉だからこそ、だよ。そう、デカ肉なのだよ。

まずはザワークラウト。平日ランチのトッピングサービスで選びました。このザワークラウトがいくらでも食べられるんであるよ、ものすごく好みでものすごくおいしい。上品かつしっかり味で酸味きつすぎず旨味爆発。ああ、たまらぬ美味しさだわ。もちろんカレーによく合います。これ、ダブルで注文してもいいなあ。和光のとんかつのキャベツくらいお皿にのっけたい。

えーと、いぶりがっこはどこだろう、と探していると。おや、ごはんの上に乗っかったこのポテトサラダ、いぶりがっこ風味だ。なるほどなるほど。これ、うまいなあ。ビールが飲みたくなるなあ。

カレーソースは旨じょっぱ、です。ミルクチョコレートを思い出す甘味を土台に組み立ててあり、どこかに香ばしくビターな感じもほんのり残してあって。奥行きが感じられるのはドイツビールを使っての煮込みだからかしら。これは素晴らしいなあ。欧風カレーという括りに入ると思うんですが、それでは言い尽くせないよ。やはりこれはドイツカレーです。

さあ、そしてお肉。これがすごかった。すごい肉だよ。ご馳走肉で煮込み具合がゴキゲンなものだよ。メニュー名では豚角煮となっていますが西洋料理的。いやでもやっぱり角煮だなあ。大人のゲンコツのサイズに近い、いや、越えるよなこのサイズ感。すごいすごい。煮込み具合大変に塩梅がよくスプーンで切れるのですがきちんと噛み応えも残してあります。そして脂身の甘みには悲鳴が上がるのだよキャー!!

そこにクリームチーズたっぷりときます。もうほんとうに「たいへん!」としか言いようがないよこのカレー。ごちそう、ごちそうだ。
カレーソースがちょっと甘すぎるきらいもあるかもしれません。しかしそこはザワークラウトの出番なわけです。強力にリセットをかけてくれてまた新鮮な気分でカレーを味わえます。よいコンビネーションだなあ。このサイクルで永遠に食べ続けられる感があるなあ。いや、無理か。結構なボリュームだからね。

いやあ〜、どうにもこうにもご馳走を食べた、という気持ちでいっぱいになりました。カウンターに座ったのですが、厨房のにいさんもにこやかで声が出ているし、こちらに視線を向けてくれるし。ホールの若い女性も親切で。いいお店だなあ。
そりゃあランチタイム、12時前に満席行列は仕方なかろうて。早い時間に行けてよかったよ。ああ、次はいつ来ようかなあ。
