カレーですよ4371(レトルト ヤマモリ モリッシュ とろける玉ねぎとカカオの濃厚黒カレー)チョコレートじゃないカカオカレー。

少し前に不覚にも非カレークラスタの村上琢太氏よりもたらされた情報で知ったレトルトカレー新製品。

それも無理ない話で彼の会社関係のデザイナーがパッケージデザインをやっているのだとか。

 

 

カレーですよ。

 

 

そしてそれ以上に大いに不覚だったのが、そのカレーの販売元はヤマモリ であったということなのです。なんということだ、これはいかん!わたしとしたことが、、、

こんなことがあるのもカレーの面白さ、ではあります。

いくら専門家を自認してもカレーという事象はもはや事象であって、誰とかどことかではなくあらゆるところにつながっていて、思いもよらぬ方向から情報がもたらされるわけです。

これでいいんです。喜ばしい。

さて、カレーです。

 

「ヤマモリ モリッシュ とろける玉ねぎとカカオの濃厚黒カレー」

 

は、黒いカレーでカカオ入り。

なんだかチョコレートを想像してしまうのですが、それはちがうんです。それは違う!ということをわたしは経験で知っています。

いまはもうレストランがなくなってしまったんですが、錦糸町にあるロッテホテルの1階にはホテルオープンの頃にロッテのチョコレートコンセプトのレストランがあったんですよ。

サラダにコアラのマーチが入ってたりちょっと面白かったんですよね。そこのメニューにカレーもあったんです。すぐに食べに行きました。チョコレートカレーかよ!って驚いて。

 

そうしたら、そのカレーにはカカオソースが別添えされており、カレーにあとがけして食べるというものだったんです。

香りがよく味の奥行きがぐんとでるおもしろい体験だったなあ。もう一度食べたい。

この「モリッシュ とろける玉ねぎとカカオの濃厚黒カレー」も同じような手応えがありました。

まずこの甘い味わいはなんだろう?辛さのレイヤーと別に甘い味が舌にのってくるんだよ。タマネギ焙煎の甘味なんじゃないかなあ。

おや、この白いもの、チーズ。チーズかこれは!濃厚なチーズが入っているのか。そうなんだ。

これがね、けっこうな手応えになっているんです。とろみと深み、辛さとチーズのふくらみ感。ほんのりビターな部分もいい。

 

ああ、これ、これはとてもいいね。大変においしい、欧風寄りのカレーです。

なるほどこれは好みの味でした。これ、スキ。

 

カカオは香る、という感じではないんですが、味の奥行きに大いに貢献しているのであろうことはよくわかります。

リッチでクリーミーでメシ泥棒。そういうのが好きな人にはたまらないカレーだと思いますよ。

 

わたしもたまらない人の仲間なのです。