レトルトカレーをね、なかなか食べられないくらい外食カレー多数派なわけなんですけど。
とはいえ時節柄うちで過ごさねばならな時間も増えてきています。そんな時はレトルトカレー。
カレーですよ。
メーカーさんがくださったりプレゼントでいただいたりでなんだかんだとストックは常時結構な量があります。やっと最近しぼってしぼって食べて食べて、50食くらいに抑えてます。
昨今の状況を鑑みてこれとさとうのごはん的なものやお米のストックがあれば大安心。しばらくはお米は大丈夫だよという情報もあって安心してます。
それもそうなんですが、今回のことに限らず効率的に組み立てた食品ストックを心がけなければいかんなあ、という気分です。備えよ常に、なわけですよ。
で、そんななか、頂き物じゃなくてぜひ自分で買って食べたいという気になっていた新製品がこれ。
「エスビー 噂の名店 東京麹町アジャンタ 看板チキンカレー &ダルマサラ」
です。
あのアジャンタがエスビーと一緒にやるっていうところでちょっと驚いたんですよ。自店でもレトルトのレーベル持ってたはずで、なのにというところに何かピンとくるものがありました。
製品は「看板チキンカレー」と「ダルマサラ」が1袋づつ入っているダブルパッケージで、2種盛りが楽しめるようになっています。
うん、これはいいね。インド料理、混ぜると楽しいから。
しかしあれだよ、チキンの片割れにダールを選んだのは偉いなあ。覚悟がある。ちゃんとやってる感が感じられます。ここは褒めておきたい部分。なんでかは後でね。
さて。ごはんも準備できました。封を切ってそれぞれをごはんにかけてみましょう。
看板チキンカレー
ああ、これはとてもうまいぞ。大変じょうずに出来ているよこれ。ひと口目でそう思いました。
強いスパイス感があり、その中でココナッツとガーリックの香りが目立って際立ちます。パンチが効いているね。気持ちがいいスパイス使いです。
舌の上にふるふると触る食感はソテーした玉ねぎの様子、これもいいな。
チキンも上出来の具合だし、わりと言うことなしなんじゃないかしら。
ダルマサラ
それで、感激したのがこれ。こちらの出来が特筆なんですよ。とても美味い。
ダールなんですが大根をけっこうな量入れてあって、それがダールにありがちな途中で飽きてしまう感を払拭してくれるという構成。なるほどこれはとてもいい。
きちんと豆の香りがあるし、まあまあよくもここまでの完成度にもってきたなあ、と感心。感激しました。ダールをレトルト でこれだけ美味しく仕上げるの大変だったんじゃないかなあ。
これマジですごいものだ。とても袋から出てきた味に思えません。これは太鼓判です。
日本人はどうも豆カレーを拒絶する空気があって残念なんですよね。おいしいものあるんだけどな。豆を使った煮込み、それなりに食べているはずなんだけど、どうもカレーに仕立てるとダメな人が多い気がします。そういう人にこれを食べさせたい。考えが変わるはずです、ぜったい。
そしてやはりインド料理、2つのカレーを混ぜるとエンジンがかかるというか、食欲ますますというか、やっぱりいいんですよね。混ぜるとカルダモンとガーリックの香りが一番前にぐいっと出てくるこの感じ、その変化が楽しいです。
初めからこの感じをひとまとめにしてしまって作るのは無理だし意味がなくなるわけで、そういうことをちゃんと理解できる味、香り、仕上がりなのがすごい。ちゃんとインド料理らしさがあるんです。
それがレトルトパウチで完成していることに圧倒されますねえ。こりゃすごいや。
すごいものが出てきたな、という、これはもう逸品だといえる製品だと思います。
素直にストックしたくなった完成度です。