カレーですよ4443(大島 拉麺5510)チキン煮込みとほうれん草のカレーまぜそば。

きのう、ほんいつを食べ逃しました。カレー味でありました。ああ、悔しいよまったく。

 

 

カレーですよ。

 

 

近所のラーメン店のメニューというかなんというか。「ほんいつ」というのは、本日の一杯のこと。

本日というくらいだから当日限りと思いがちなんですが、常連たちは知っているんですよ。稀に翌日までスープや食材が持ち越していることがあるんだよね。そんなチャンスを狙ってやってきた、

 

「拉麺5510」

 

うむ、ラッキー、まだあるではないですか。あきらめないでよかったよ。きょうは当たりです。あってよかった。カレー味の混ぜそばだよ。

メニューの名前は「ほんいつ」の、

 

「チキン煮込みとほうれん草のカレーまぜそば」

 

というもの。

 

このお店、拉麺5510は知らぬ間に異能ラーメン店として徐々にある一方面に認知度をあげています。

つまりわたしの周りというとで、火元はわたし。

このお店にはたまにおかしな影響力を強く持つ、ちょっとただの客じゃないお客がやってくるんです。

そんなこともあって、なんだかいろいろになっていて毎度おもしろい。目が離せません。大丈夫か、大滝店主。

 

さて、チキン煮込みとほうれん草のカレーまぜそば。お楽しみのやつ、いただきます。

どうもここのところタイミングが悪くてカレーの名前のついたものがほんいつにあがるときに近所にいなかったりすることが多かった。今日は逃さんよ。

 

混ぜて完成、の混ぜそばです。さて、どうかな。

 

水分を含んだ平打ち麺に合わせて塩のエッヂを強めに立てた鶏肉とほうれん草を合わせた和風の煮込み。和風、というと言い過ぎかとも思うのですが、でもやっぱりどうしてもそう感じてしまうんですね。

こここそがいつも感じる大滝店主のカラーとチューニング。決してラーメン屋で出している料理であることを忘れない着地点、そういうことです。

カレーが好きだけど、カレーは好きなものであって商売ではない、そんなメッセージを感じてしまうんです。

鶏肉のばらけ具合、ジャガイモがまだ角にエッチが立っているのにちゃんとうっすら風味ととろみが流れ出しているこの幸せ。とてもよいねえ。

 

で、やっぱりちょっと白ごはんを食べたくなってお願いしたら、例によって注文と違うものが来る(笑)わかってた(笑)

ミニカレーライス来ちゃいました。混ぜそばの餡を(敢えて餡と呼びたい)少し残してかけるかと思っていたのだけど。

期せずして混ぜそばの麺からの水分に浸らないカレーがごはんにかかってやって来て、今ある分と両方を食べ比べて試すことができました。こりゃありがたい。

 

食べて思うのは、やはりこれは麺が合う、ということ。理由は塩の強さの関係からかな、など感じるんですが、そういうチューニングでやってるはずで、当然か。が、そうは言いながら、ごはんの量を増やしてやればカレーライスとしてのベストバランスはまだこの先にありそうだねえ、とも感じます。可能性がもりもりと見えるのです。

とにかくやっぱりくれば楽しい拉麺5510。

ラーメン店ではあるけれど、料理と味の面白さを共有したり意見を交換したりということが、出てきた料理を介してできてしまうまったくもって貴重なお店。

 

大切なのでもっと通わねば。