少し前に合羽橋の「カレーランド」さんにおじゃまをしました。楽しい場所なんだよねえ。
お楽しみだけではなく、知識も授けてくれる素晴らしいお店なんです。雑誌の仕事でレトルトカレーの案件、インスピレーションと最新情報を授かりにおじゃまをしたんです。
カレーですよ。
「カレーランド」はご当地レトルトカレー専門店。
それもいろいろたくさん集めました、だけの店じゃないところに大いに意義があります。
お店のお二人が試食してきちんとおいしいことを確かめてから店頭になればるセレクトショップ。これ、なかなかできるもんじゃないと思う。
猪俣さんご夫妻、博識でとてもお話しが興味深く、楽しくてあっという間に時間が経ってしまいます。
猪俣さんとはマツコ&有吉 かりそめ天国でご一緒したんですよ。旦那様にはこの日初めてお会いして、その知識と情熱に圧倒されました。価値あるひとときだったなあ。
その時にいくつかかって帰ったレトルトカレーの一つがこれ。さすがの「カレーランド」で知らない銘柄が多かったんだよね。
これもノーマークの気になるレトルトご当地カレーです。
「永井園 ねぎにらグリーンカレー」
タイのグリーンカレーをご当地カレーのベースとして選ぶという、ご当地カレー界ではなかなかの意欲作といえましょう。さて、どうかな。
まずはひと口。
香り、なかなかいいぞ。そしてけっこうちゃんと辛い。これはいいね、タイカレー、ちゃんと辛いとうれしくなります。
タイのグリーンカレーを元としているのですがオリジナリティを出してきています。
本家のタイカレーよりもクセは抑え目、食べやすい。そこがチャームポイントでもあり、その代わりちょっと個性に欠けてしまったかなあ。
タイカレーはまだまだ舌を選ぶジャンルですからね。どこに着地させるかは難しい。
わたしみたいにタイカレーが好きだと評価が辛口になっちゃうかもなあ。
具材は竹の子かなりパリパリした食感で満足感が高いですね。これ、いい。
それで、肝心のねぎにらの風味なんですが、これがちょっとわかりづらかったかも知れない。そこがちょいと残念なんです。
とはいえ最終けっこうな満足感。自分で添えた茹で卵、相性よし、でありました。
ご当地レトルトカレーでこういうチャレンジは価値があると思います。そういう意味でもこの咖喱、応援したいですね。
もっともっと面白い、自由な発想のものが出てきて欲しいな。