まだ入ったことがないカレー店を目指して神田のガード下を歩いておりました。ところがあの通りは誘惑が多すぎてねー。
なんとかカルビ丼を突破して、知っているカレーやさんの誘惑も振り切って。
他にもいろいろあるよなあ。さて、目的の店にたどり着いたものの、あえなく3軒隣の味房に吸い込まれました。
梁さんの顔が目に浮かぶよ。小林さんも元気かな。
さて、おもしろい感じになってるガード下の味坊。たしかここが1店目だったよね。
店は隣り合わせで2つ。もともとの店と隣の客席だけの店。そこをホール担当のねえさんが行き来する感じです。
入り口のメニュー看板で吸い込まれる原因となった、
「ラム肉のクミン風炒め定食」
を注文。
他にもいろいろ気になるものが多いランチメニューなんですが、なんとなくやっぱりこれが味坊っぽいなと思いまして。
店内さっぱりしたもんですが快適です。
入り口近くのテーブルにねえさんが「サラダとってね。」と言ってたうつわ。2種類の惣菜が入っていました。これはセルフでもらうやつです。
ニンジンとダイコンのなます的なものとニンジン、もやしと平で細めの米麺を和えたもの。
うん、サラダというより惣菜、お漬物。
うん、好きなやつです。
さて、ラム肉クミン炒め、これがなかなかのものなんだよ。
コロコロとした小さめカットのラムはちゃんと歯応えがあって噛んで旨味が出る好みのタイプの仕上がり。唐辛子、クミン、辣油的なオイルで味付けされており、シンプルでラムの良さをグイグイ引き出す好ましい味です。あ、旨いよこれ。
多すぎるくらいの肉の量に思わず破顔。しかしなんかいつものスパイストマトハイもらいたくなっちゃう味だな。おいしいなあ。
お楽しみはまだ他にもあって、うまい麻婆豆腐が小皿についているのもすごくうれしい。もちろんごはんにオンしますよね。これはたまらないねえ。せっかく丼メシにしたのでラムのクミン炒めものせちゃったりします。最高の丼メシになるなこれ。
スープはあっさり、定番の中華屋さんの定食付属スープ。ごく当たり前なかんじがうれしい、ありがたい。 いいじゃないですか。
とにかく満足感が高いし、なんというのか、ちゃんと中国のローカルめしの風情があるのではないかな、これは。
大陸は端の方をちょいと旅しただけだの経験しかありませんが、食べ物のニュアンスとして、わかる部分があります。そう感じます。
また違うものを食べにこなければ。
なにしろ仕事場から5分なのです。ヤバいことに気がついてしまったよ。