小山市あたりでなんとなくもう一軒。アジアハンター小林さんのバルガル(バーガー)の件が頭から離れず、だったんですよ。(カレーですよ。のひとつ前の記事参照)そして腹が張ってはいるがファストフードならいけるだろうと、このお店を選びました。
カレーですよ。
あれ、カレーかな?カレーですよ。くくりかな。どうかな。とにかくお腹がキツければ持ち帰ればいいのが気楽なファストフード、ということで。
お店にたどり着くと、わりと駅前地域。モダンで、ぱっと見はそうだなあ、美容室とかと間違える人がいるかもしれません。そんな感じに見えました。
ちょいとイケメンのオシャレなホール担当氏が席を指さしてくれました。インテリアも同じくモダンで洒落た感じ。店内には小上がりがあってよく見るとどうやらここは元焼肉店であった様子。トイレが広くて超快適なのはいいね。
メニューを見るとカレーもごはんもないようで、ピザとハンバーガーがメインメニューという潔さ。きょうはこういう店を探していたので言うことがないですね。
とはいえカウンターにはブッフェ用のアルコールランプで温める鍋もいくつか置いてあるので昼間などはいわゆるカレーメニューなどもあるのだろうと想像できます。
いろいろ書きましたがそんなことをいいつつチキンバーガーは選ばずに(あれれ/笑)日本人にとっては現地感が一番強く感じるであろう、
「チキンシャワルマロール」
を注文。コーラも一緒に頼みます。
キッチンからパタパタと動きが聞こえてきて少し待ってると、到着。
どうやらあれだね、カッティロール的なものらしい。木のカッティングボードに乗って出てくると言うオシャレ演出に舌を巻きます。
調味はサルサソース風の酸味といわゆる日本人がカレー風味と感じるような味わいの真ん中くらいの落とし所。ああ、このスパイシーなソースがなかなか良いですな。
ラップしてあるパンはルマリロティ的な薄焼無発酵パン。どちらかと言うとメキシカンな感じもありました。
キャベツスライス、じゃがいも炒めが入り、お肉はスモーキーな香りが印象的なチキン。なかなかおいしいぞこれ。
ワンハンド系ファストフードの中では(クラフトバーガー系除く)上位に来るおいしさだと感じます。これで500円、コーラ追加して700円はかなりイケる。イケるんじゃないかな。
キレイめのクルマに乗った若いパキスタンの男女の客が多かったです。うん、なるほどと納得。
そしてもちろん女性連れは衝立の向こうに。ちゃんとファミリールームが用意されています。看板にはハラールの文字がありました。
モダンパキスタン。ファストフード。ムスリムレストラン。こういうのが面白いじゃないですか。
アジアの国々の「今」をちゃんと知らなくては伝統の方を語るにあたり、手落ちを感じます。それと普段私たちがあまり意識しない宗教や他国の人の作法など。それが日本のいろいろな都市にぽつりとあったりします。
まずはみて、体験するところから。
楽しいですよ。