お金と引き換えに何かをする。その時点でプロとなります。当たり前です。その人にお金を渡して頼んだ人はそう思って成果を期待しながら大切なお金を払って頼んだのですから。当然言い訳はできません。この話は間借りカレーのお店のことかもしれない。イベントプランニングの話かもしれない。インフルエンサー、EC、出版企画の話かもしれない。全ての仕事に共通することだと思っています。
プロが大事にしなければいけないことはなんだろうと考えます。
それはクライアントさん、お客さんをがっかりさせないことです。仕事の成果だけという単純な話ではありません。
「ひととなり」
すごく大事だと思います。個人が持つブランドバリューとも言えます。クライアントさんは見ています。今のその発言大丈夫? SNSって忘れている人も多いけど、底知れない数の誰ともわからない人が見ています。
誰かと一緒に仕事をする前に見極めねばならない部分は、仕事がはじまってからその中でその人を助けてあげられるかどうか、というところ。ここだと思っています。リカバーに入ってもしきれないような行動、発言、そういうものがある人とは初めから仕事をしません。たとえその人のことをどんなに好きだったとしても仕事をすると言うのはちょっと違うと思います。
わたしは、絶対に使わない、使ってはいけないと決めている言葉がいくつかあります。文作業、しかも扱うテーマが食であるからという、職業柄的なところから。品格と言う言い方もできましょう。何よりも一緒に仕事をする人が嫌な気持ちになるような言葉をとにかく見つけてはつぶし使わないようにしています。
仕事で「ロックンロール!」が通用すると思ったら大間違いです。
たとえば。
わたしのフィールドでこの人と仕事をしたいなと思う人は、スパイシー丸山さん。スマートでクレバーな仕事をきちっとクオリティー高く出してきてくれます。裏でやってらっしゃるであろう努力という部分が浮かび上がるような仕事をされています。そういうところで同じような場所に立っていらっしゃるのが一条もんこさん。お仕事でご一緒したらば背中を任せて良いなと思わせてくれる力を持っていると感じます。他にも仕事でご一緒できることを熱望している人がたくさんいるし、逆に仕事ではご一緒できないな、と思う人もいます。
気をつけねばいけないのは、「この人はダメだろう」そう決めてしまうこと。人は学びます、人は変わります。わたしはそういうふうに信じています。自分自身もそうありたいと思っています。
だから今はだめでも今は仕事で一緒に何かを作り出すことができなくてもその人のことを気長に待とうという気持ちもいつでも持ち続けようとも思っています。