カレーですよ4632(青山一丁目 タップロボーン南青山本店)タップロボーン、10年目のリニューアル。

友人のカピラ・バンダラさんのお店、1号店である南青山本店が10周年を迎えました。 カピラさんがお声がけしてくださり、本店のリニューアルと10周年記念の、ごく親しい仲のメンバーだけを交えたお披露目会におじゃまをしました。

 

 

カレーですよ。

 

 

6/23がリニューアルグランドオープンでした。

その前日。

訪ねていくと在日スリランカ大使館の知った顔の方々や、香取薫先生、スパイシー丸山さんの姿もあって途端に嬉しくなります。

いたいた、カピラさんが奥様のメニクさんとくるくる動いてサーブの手伝いや挨拶で忙しそう。

お店は大きなカウンターと背の高いボックスシートが目立つ、前の雰囲気を引き継ぎながらよりシックになった感があります。なるほど時代を反映した半個室とまでは言わないですが、席と席との分離感が安心を醸し出すテーブル席で考えられています。そういう時代性が反映された作りが随所に見られる気遣いあるリニューアル。

そういいながらもこの時代の後も考えわいわいと集まれる大型のカウンターもあって、とてもいい感じです。カウンターのリカーラックにスリランカのアラックなど飾られ雰囲気がでてますね。洒落た空間になったなあ。

 

「タップロボーン南青山本店」

 

素敵なお店に生まれ変わったねえ。

 

この日のフードはコットゥロティやマールフライ、コートレットなどの塩味強めのおつまみ的スナックがまずやってきました。食事はテルダーラやパリップ、ククルマス(チキン)、イルマス(マトン)の煮込みと楽しいもの。食べるとね、感慨深いんだよ。

東京のスリランカ料理も10年で幅も広がり店を選べるような時代になりましたが、その10年の先兵として駆け抜けてきたタップロボーン。料理を食べるとちゃんと「タップロボーンの味」になっているんだよねえ。まさか東京で複数のスリランカレストランの味の違いと特徴をお喋りできる日が来るとは思いもよらなかったんですが、そういう2021年なわけです。そのなかでちゃんと自店舗の個性がある味を打ち出せているのは大変な価値だと思う。

そりゃあ女優の石原さとみさんがタップロボーンの料理にハマるのも分かります。

 

タップロボーンにはちゃんとタップロボーンの味と流儀があります。スリランカのカピラさんのご実家のお母様がスリランカのミックスパウダースパイス「ツナパハ」を独自調合して2週に1回東京に送ってくれるそうなんですよ。そういう根っこがある店は強いよねえ。納得がいく。

スリランカファーストを地で行くカピラさんは信頼ができます。

 

10年間で3店舗に拡大したタップロボーン、ぜひ次の10年も素晴らしいものになるよう切に願っています。