八街駅前、すずらん商店街のお祭り「軒先まるしぇ」でちょっと想定外の事態になって、とはいえ「カレーリーブズ」のジャナカさんが作った特製の「たまごとツナのスリランカロール」は入手出来ました。
カレーですよ。
そんなこんなでひとつだけ買うのもさみしいなと思って台湾料理「聞香(ウンシャン)」の「トロッと角煮弁当」もいっしょに購入。とてもおいしそうです。近くの公園で食べるかな、とも思ったんですがせっかく昼間で飲食店が営業していてお店で食べる選択ができるんだから、と昼メシの予定変更。
公園には行かずにクルマで移動。またぶらりとあてなくレストランにたどり着きました。
たどり着いたらそこもスリランカ。
「サクラ スリランカレストラン」
だよ。サクラの名前を使う和食店が現地には多かったよな、と思い出したりしてニヤけます。
県道クラスか昔の街道か。片側一車線のロードサイドに建つ平屋のお店。わりと広いですね。
この日は日曜日で、どうやら日曜限定のブッフェをやっているらしい。いいじゃない、いいじゃないそれ。渡りに船とそれを注文します。いっぱい食べるもいいけれど、いろいろと種類を楽しめるってのは嬉しいものだよねえ。
さて、お料理です。結構な種類が揃っていて充実しています。おお、こりゃ当たりだな。
ごはんは2種。白ごはんとイエローライス。白ごはんと言ったけどちゃんとドライハーブが入って炊かれたもの。イエローライスはターメリックカラーですね。
肉類の料理はチキンの煮込みとマトンカレー。どちらもよいものでした。
マトンは他のスリランカ料理のレストランでお馴染みのさらりとした粘度の低いスープにマトンが浮かぶタイプのもので、どこでも結構な辛さにしてあるんですが、ここでは控えめであった、、と思ったら!(笑)後から追っかけてくるタイプの辛さでありました。結構ワイルドな味わいで辛くて香りも強く残るタイプですが、わたしはこの感じ好み。ガーリックがごろごろと入りそこもいい感じ。
チキンは濃厚な味わいで汁はあまりなくペースト状のグレイヴィが絡まるタイプです。これも大変に旨いねえ。
カレーはもう一種。スリランカ料理の定番、ココナツミルクで仕立てた黄色いさらさらの野菜カレー。これが本当に好きで、スリランカレストランに行くとどうしてもこればかり頼んでしまうやつ。穏やかな味で野菜もたっぷりと入り、満足いく美味しさだったなあ。ああ、これいい。
ダールではなく、パリップも。豆の煮込みでココナツミルクが入ります。水分を飛ばして餡のような粘度にしてありました。ほかのさらりとした汁物と合わせて溶いて食べるのもおいしいくてオススメ。
ナスのモージュもあった!これいい、うれしい、ダイスキ。甘酸っぱく味付けしたナスとタマネギの佃煮です。これはいつ食べても思うんですが、和食のテーブルにあっておかしくないよなあとね。ホントに。喩えるなら梅干しと海苔の佃煮の間にあるような存在、とでも言いましょうか。これはスリランカ料理においてはぜひ押さえておいて欲しいアイテムです。
サラダは2種。カチュンバルタイプの角切りサラダと千切りタイプのサラダ。カチュンバルタイプにはフレッシュのパイナップルが入っています。うんうん、いかにも南国のサラダという感じでうれしいです。
千切りタイプはゆで卵が乗っていました。しんなりさせてあって、味付けは穏やかめの薄塩味のドレッシング。いわゆるコールスローかな。これもよいと思う。よいお味。
コートレットもあったよ。少し小さめに作ってあってブッフェにはちょうどいいサイズです。フィッシュコートレット、お魚のコロッケですね。柔らかめに仕上げた、マッシュのじゃがいも入りの鰯のつみれ。それにスパイスを絡めて揚げたという感じで伝わるかな。
ああ、そういえばサンボル類がなかったのは珍しいなあ。大体どこでも出てくるものなのだけど。わたしが見逃したのかしら。いや、なかったよな。生ふりかけみたいなもんでごはんにもおかず物にも合わせられる便利アイテムです。
なかなかの充実メニューです。いやいやjこりゃあ楽しめるねえ。たくさんは食べられない歳になりましたが、おいしいのでついついお代わりをしたくなるね。罪滅ぼしにサラダを多めに取ってみたりして。こちらも美味しくて夢中になってしまうんだけどねー。
久しぶりに日本人はわたしひとりだけ、という状況で、なんか楽しい。ロードサイドの平屋、一軒家レストランで、中に入るとスリランカンオンリーで、みんな器用に手で食べていて。良い感じだなあ。こういう状況も探さなくても手に入るくらい普通になってきた2021年ではありますがが、やはり心躍るものです。そしてますます本国への想いがつのります。
外に出るとあの懐かしいマウントラビニアのホテルロードに出て、カレッジアベニューを折れたら定宿ビバリーヒルズホテルに戻れそうな気持ちになってきます。
もう焼き鳥は焼かないけどな!